路線バスで榛名湖へ

 9月12日、群馬県の榛名湖までお出かけしてきました。

榛名湖は北関東のアウトドアレジャーで有名な観光地の一つであり、

自家用車で訪れる人がほとんどだと思いますが、私はあえて今回は

路線バスで行ってみることにしました。

 まずは大宮駅から特急「草津」に乗車し、渋川へ移動。

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大宮駅に入線する特急「草津」。前灯の片方が玉切れしていた。
隣に停まっているのは「リゾートやまどり」を使用した臨時快速「谷川岳もぐら号」

 渋川駅からは伊香保温泉行きの急行バスが連絡しています。

特急草津の車内はガラガラでしたが、渋川では伊香保温泉に向かうらしい

カップル客が多数下車しました。

新型コロナウイルス感染症もワクチン接種が進んで希望が見えてきましたが、

しばらく団体旅行は控える時勢になるでしょうから、

カップルや親子の少人数で行くスタイルが主体になるのでしょうね。

 伊香保温泉からは榛名湖温泉行きの路線バスに乗り継ぎました。

たまたま乗客がいなかったのか、あまり需要がないのかわかりませんが、

バスの乗客は私一人でしたね。

(そもそも榛名湖を訪れる人はアウトドアレジャーを楽しむのが目的というのが

ほとんどでしょうし、そういう人たちが路線バスを使うかというと…)

そして榛名湖は予想以上の数のレジャー客で賑わっていました。

「密を避ける」という現在の社会的要請の下で外出をしようとした場合、

何もないところに一人で訪れても楽しめるオタクを除けば、

こういうアウトドアレジャーが候補になるのでしょう。

ただし、みんな考えることは同じだったというオチです。

榛名湖の人気を改めて実感しました。

 終点の榛名湖温泉は人気も少なく、温泉施設で日帰りスピード入浴。

温泉の成分のために少し茶色に濁ったお湯でした。

温泉に入った後は榛名山ロープウェイに乗ってきました。

ただし雲に覆われてほとんど景色は見えませんでしたが。

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榛名湖と榛名富士。

 帰りは行きとは別のルートを選択し、高崎駅へ抜ける路線バスを使いました。

途中、榛名神社で途中下車し、本殿までお参りしてきました。

「神社」を名乗っているのに仁王門のような門があったり、三重塔があったりと

まるでお寺のようだなと思いましたが、それもそのはずで、榛名神社

明治維新神仏分離で神社として独立したものであり、それまでは

神仏習合の寺だったそうです。

本殿の近くの門は改修工事で覆いがかけられており、完全な姿では

なかったのが少し残念でした。

榛名湖→高崎駅の路線バスは地元の方や高崎経大の学生がよく使っているようで、

駅に近づくにつれ徐々に乗客が増えていく様子でした。

最近は路線バスの旅の面白さに気付き、開拓を続けているところです。