路線バスで塩原・那須巡り

 9月19日、台風一過で気持ちのいい晴れとなった日、路線バスで

栃木県の塩原温泉那須高原を巡ってきました。

 行きはまず、東武鉄道野岩鉄道利用で上三依塩原温泉口駅に向かい、

ここから塩原温泉への路線バスに乗ることにしました。

 早くも10時前には塩原温泉に到着し、1時間半ほど温泉街を散策しました。

塩原温泉は開湯から約1200年の歴史ある温泉で、かつては社員旅行などで

賑わったと聞きますが、街歩きにはあまり向いていないこともあって

団体旅行が減少した近年は厳しい状態が続いているようです。

塩原温泉最大のホテル「ホテル・ニュー塩原」も低価格帯チェーンの

大江戸温泉物語の傘下に入っています。

 塩原温泉からはJRバスにて西那須野駅経由で那須塩原駅へ。

この塩原線は昭和の頃から国鉄バス路線として運行されていた路線です。

起点の西那須野駅で上野からの特急・急行列車に接続し、塩原温泉

観光客を輸送していました。東北新幹線開業後は那須観光の玄関口は

隣の那須塩原駅に移り、西那須野駅も寂れてしまいましたが、現在も

塩原線のバスの半数は西那須野駅発着となっています。

こればバスの営業所が現在も西那須野駅の隣にあるからですね。

 那須塩原駅前の食堂でおろし舞茸天そばをすすり、次に出る路線バスで

那須高原へ向かいました。

那須高原に向かう路線バスは東北新幹線開業前は隣の黒磯駅が起点でしたが、

こちらも現在は那須塩原駅を始発としています。

午後になって渋滞が始まっていましたが、約1時間半で終点の

那須ロープウェイに到着しました。

 那須ロープウェイ那須湯本温泉からさらに上ったところ、那須岳の一角の

茶臼岳に設置された観光ロープウェイです。

那須岳の東側は眺望を遮るものがなく、白河市から大田原市那須塩原市

一望することができます。この日は天気もよく、多くの観光客がその眺めを

楽しんでいました。

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那須ロープウェイ山頂駅から白河方面

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茶臼岳より望む那須野ヶ原台地と那須塩原市

 到着が少し遅くなったため、帰りの路線バスはこの日の最終便に

なってしまいました。さらに途中からは観光シーズン恒例?の

那須街道の渋滞にはまり、黒磯駅までは所定の所要時間より40分ほど長く

かかってしまいましたが、幸い黒磯駅からはすぐに乗れる列車があったため、

バスが時間通りに着いた場合と比べて大差はなかったですね。