5月連休旅行③(秋田ー五所川原ー青森)

 秋田駅前のホテルに泊まり、翌日は五能線の快速「リゾートしらかみ」に

乗車しました。ずっと乗りたいと思っていた念願の「リゾートしらかみ」に

遂に初乗車です。朝はゆっくりしたいと思い、秋田駅の周りを散策してから、

秋田駅を11時前に発車する「リゾートしらかみ3号」に乗車しました。

リゾートしらかみ」は3種類の編成があり、それぞれが1往復を担当することで

合計3往復が運転されています。基本的に2号と5号は「青池編成」、1号と4号は

「橅編成」、今回乗車する3号と6号は「くまげら編成」が担当しています。

青池編成と橅編成には最新型のハイブリッド気動車HB-E300系が使われて

いますが、今回乗車するくまげら編成には一世代前のキハ40系48形気動車

使われており、古めかしいエンジン音を響かせて走ります。

快速「リゾートしらかみ」は秋田駅が始発ですが、五能線が分岐するのは

東能代駅で、この間約1時間は奥羽本線を走るのです。東能代駅で進行方向が

変わり、いよいよ五能線に入っていきます。

 このまま終点まで乗ってもよかったのですが、途中の五所川原駅で下車し、

本州最北の私鉄である津軽鉄道に乗ってみることにしました。

 五所川原から津軽鉄道の終点の津軽中里駅まで往復して戻ってくると、

次の五能線の列車は青池編成による快速「リゾートしらかみ5号」。

狙ったかのようにダイヤがうまくできていますね。

 

 

5月連休旅行②(長野ー十日町ー新潟ー秋田)

 2日目は長野駅から秋田駅まで長距離の乗り継ぎになりました。

長野駅からは飯山線の観光列車「おいこっと」に乗車し、終点の十日町駅まで

行きます。この列車は毎週土休日にほぼ必ず運転されていますし、

戸狩野沢温泉駅までは快速列車として申し分ない速度で走るので、

本数も多くない飯山線の中では日常的な列車としても使われているようです。

「おいこっと」は「TOKYO(東京)」を逆から読んだもので、大都会とは真逆の

自然豊かな地域をのんびりと走ることをイメージした名前だそうです。

 十日町駅からは普通列車を乗り継いで長岡駅へ至り、ここで昼食。

長岡駅からは新潟駅まで短区間ですが上越新幹線を使います。

新潟駅から先、本日の最終目的地への乗り継ぎにはここで新幹線を使わないと

間に合わないのです。

 新潟駅からは秋田行きの羽越本線特急「いなほ7号」に乗り継ぎます。

新潟駅秋田駅の間を約4時間かけて結ぶ長距離特急列車です。

特急いなほ新潟駅から概ね2時間前後の間隔で出ていますが、大半は途中の

酒田駅までの運転であり、羽越本線の終点である秋田駅まで直通する列車は

この「いなほ7号」が本日最終となります。

羽越本線が通る新潟県から山形県日本海側は日本有数の米どころであり、

今の時季はちょうど田植え前で田んぼに水が入るころ。天気も快晴であり、

陽光を反射して水面がキラキラ輝く田園地帯を特急列車で駆け抜けるのは

とても気持ちのよいものでした。

そして日本海側を走る長距離列車の車窓といえば、水平線に沈む夕陽。

こればかりは太平洋側では地理的にほとんど見ることができません。

この時季の日の入りは18時半過ぎですから、まさに「いなほ7号」の

走行時間帯(秋田駅1841着)に当たります。天候に恵まれたお陰で、

象潟から秋田までの間できれいな夕陽を眺めることができました。

 

5月連休旅行①(名古屋ー白馬ー長野)

 2022年のゴールデンウィークが始まりました!

 今年は曜日の並びがよく、人によっては10連休も可能でした。

新型コロナウイルス感染症の騒動も落ち着きを見せ、観光業界としても

待ちに待った挽回の機会到来でしょう。

私もお休みがとれたので、この機会に「乗りたかった列車、全部乗る」を

2泊3日ですることにしました。ただし混雑が集中する列車は嫌なので、

「行きは早めに移動・帰りは遅めに移動」することにした結果、

結局4泊5日になってしまったんですけどね。

 今回の旅行の出発地は名古屋。5月2日の夜に東海道新幹線で移動しました。

 

 5月2日は名古屋駅始発の臨時特急「しなの81号」白馬行きでスタート。

特急しなのは名古屋駅長野駅の間を中央西線篠ノ井線経由で結ぶ特急列車

ですが、多客期のみ運転される「しなの81号」と折り返しの「しなの84号」

だけは松本から大糸線に入り白馬駅まで乗り入れます。乗り入れ設定の歴史は

長いものの運転日数は減少傾向にあり、特に昨夏と昨冬は設定自体がなかった

(新型コロナ流行による外出自粛の影響はあります)ため、正直いつなくなるか

わかったものではなく、乗れるうちに乗っておこうというわけです。

臨時列車というのは基本的に他の定期列車に影響を与えないように走るため、

所要時間が延びることが多いのですが、この「しなの81号」は歴史の長さもあって

かなり優遇されたスジが引かれており、名古屋近郊を過ぎると定期の特急と

遜色ない走りを見せてくれました。振り子列車383系による高速運転が好きな

私としては嬉しい限り。そしてこの季節、新緑の木曽路の風景は美しく、

車窓を眺めているだけでも癒されます。

松本からは大糸線に入りますが、大糸線は振り子対応になっていないうえに

そもそもカーブが少ないので、383系の特徴の一つである振り子機構は固定された

状態で走っていきます。それでも383系のもう一つの魅力である上下左右に大きな

窓から眺める残雪の北アルプスや仁科三湖の風景は素晴らしいものでした。

 白馬駅到着後は路線バスで栂池高原まで往復しました。春スキーには遅く

夏山には早いという微妙な時期でしたが、それでも多くの観光客の姿が

見られました。

続いて特急バスで長野駅へ。

 長野の善光寺では7年に一度の「前立本尊御開帳」が開催中で、こちらを

見物しようと考えていたのですが、夕方になってもあまりの人の多さに断念。

(私はとにかく人混みと行列が嫌い)

長野駅から電車で30分乗った坂城駅に保存されている169系急行型電車を

見に行きました。最近、軽井沢方の先頭車の前照灯が新製時と同様の大型の

タイプ、通称「デカ目」に交換されたと聞いたからです。

すごい…写真でしか見たことがなかったデカ目の169系が実際に目の前にいる…

あまりの感激で無言で写真を撮っておりました。復元に尽力していただいた

169系保存会の皆様、この場で御礼申し上げます。

 

善光寺の御開帳は6月末まで開催中とのことなので、もう少し落ち着いてから

行くことにします。

 

春の上越探訪

 4月9日、春の陽気に誘われて、新潟県上越市を訪れました。

一度見てみたかった高田城址公園の夜桜が目当てでしたが、上越市

歴史的にもおもしろい街ですので、昼過ぎに到着して付近をゆっくり散策

しようかなと思ったわけです。

 行きは上越新幹線北越急行ほくほく線を使うことにしました。

関東地方から上越市に行く場合、北陸新幹線を使えば上越妙高駅まで

1本で行けるのですが、上越妙高駅から先の乗り継ぎが悪い時間帯もあり、

かつて北陸連絡のメインルートであった上越新幹線北越急行ほくほく線

乗り継ぎルートでも所要時間では大差ないことも多いんですよね。

越後湯沢駅から六日町駅の辺りまでの上越国境はまだ雪が残っており、

短い時間ではあるものの雪景色を眺めることができました。

北越急行ほくほく線は全線が高架またはトンネルになっており、北陸新幹線

金沢開業前までは特急はくたかが最高160km/h運転を行っていました。

現在はもちろん特急は走っていませんが、特急の足枷にならないように

設計された普通列車用の車両もなかなか高性能であり、現在でも普通列車

最高110km/hで走っています。魚沼丘陵と頸城平野を駆け抜け、まもなく

上越市直江津駅に到着しました。

 上越市は港町の直江津市と城下町の高田市が1971年に対等合併して

誕生した市であり、現在でも市街地の中心が直江津と高田に分かれています。

昼食後に直江津駅前から直江津港の近くまでを散策。

長野県出身の私からすると「直江津」という地名には馴染みがあるのですが、

理由として長野県民にとっては一番近い海が直江津であり、特急列車の終着駅で

あったからではないかと思います。

 続いて春日山地区に向かいます。この地区の名所といえば春日山城跡!

戦国時代に甲斐の武田信玄や関東の北条氏康と幾度となく戦いを繰り広げた

越後の龍こと上杉謙信の居城だったところですね。ここも一度行って

みたかったんですよ。実際に訪れてみると、私の想像以上に大規模な城郭で

あり、険しい山の上に地形を利用して築かれた難攻不落の山城であったことが

伺われました。

山道を登って本丸跡に辿り着くと、眼の前には日本海から妙高山麓まで及ぶ

上越市街が広がり、奥には魚沼丘陵越後山脈まで見通すことができました。

これは絶景。上杉謙信が最後までこの城を拠点とした理由がわかりますね。

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上杉謙信ゆかりの林泉寺

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春日山城本丸跡から望む上越市

(なおこの山登りの結果、休み明けに太腿の筋肉痛に悩まされました)

 春日山城からは徒歩で下山し、いよいよ高田城の夜桜見物といきましょう。

春日山駅前からバスに乗り高田城址公園へ。

高田城址公園の夜桜はその規模から日本三大夜桜の一つとされています。

今年は桜の開花が遅れており、例年なら4月初に満開になるところが、今年は

本日4月9日でも七分咲きといったところ。今年は桜まつりも開催されており、

期間は明日10日までだというのにまだ満開になっていなかったわけです。

こればかりは自然の気まぐれなのでどうしようもありませんね。

とはいえ場所によってはほぼ満開になっているところもあり、ライトアップ

された夜桜はそれはそれは素晴らしいものでした。本当に来てよかった。

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日没の高田城三重櫓と桜

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高田城址公園の夜桜

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ライトアップと月光に照らされる枝垂桜

 直江津の町並み、春日山城跡、高田城址公園の夜桜と、わずか一日では

ありましたが、複核型都市の上越市を十分に見て回ることができました。

 

 

3月27日

 3月27日は「桜の日」、そして声優の悠木碧さんの誕生日でした。

おめでとうございます!

 私が悠木さんの名を初めて知ったのはオリジナルアニメの

魔法少女まどか☆マギカ」でしたが、その時は「初めて聞く声優さんだな」

程度の認識でした。しかしその1年後、これもオリジナルアニメの

戦姫絶唱シンフォギア」で主役の立花響役に抜擢。シンフォギア自体が

世間からの期待値は低い状態でスタートしたアニメであり、私も最初は

むしろ水樹奈々さん推しで見始めたわけですが、これが加速度的に

おもしろくなるアニメで、どハマりしてしまったんですね。

特に主人公の立花響は、とある事情で重い過去を持っており、

自己犠牲的ともいえる歪な人助け精神の持ち主。そんな彼女が

戦いに身を投じ、葛藤しながらも自分のあり方を見つけ出していく、

とても熱い展開でしたが、その成長と感情の変化が悠木さんの演技に

よってひしひしと伝わってきました。悠木さん自身もこの時点では

まだ10代の声優としては駆け出しの時期。シンフォギアはこの後に

好評につき5期まで制作される長期シリーズになったわけですが、

悠木さんもそれに合わせたように人気声優になっていくのは

応援する側としても熱が入りましたね。

キャラが好きになるとその担当声優も好きになる、というのは

ありがちなことですが、悠木さんと立花響ちゃんはそのシンクロ度が

抜きん出ていましたし、シンフォギア1期の放送時に私はちょうど

就職活動に苦労しており、立花響ちゃんのキャラクターソングで

元気を出しながら頑張っていたので、個人的には思い入れが深いです。

 時は流れて2019年末、悠木さんが次回作の2020年プリキュアである

「ヒーリングっど♥プリキュア」の主人公、花寺のどか/キュアグレース

役に抜擢されたことが発表されました。ファンの間では待望する声が

根強くありましたし、私もこの時は本当に嬉しかったですよ。

まどマギシンフォギアに続いて変身ヒロインの主人公役で3冠達成です。

しかもこの花寺のどか/キュアグレースが、めっちゃかわいいことに加えて、

プリキュアのピンクとしては珍しく、清楚で穏やかでおっとりした性格。

全国の女児だけでなく、大きなお友達にも大人気となります。

その一方で過去に入院生活を送っており、人助け精神が強く、助けるために

危険を顧みずに飛び込んでしまう女の子。あれ、なんかシンフォギア

立花響に一部通じるところがありますね。なんという偶然か。

「ヒープリ」は序盤から各キャラクターが地についた丁寧な作りで

好調なスタートを切りましたが、ここでまさかの予想外な事態が。

新型コロナウイルス感染症の世界的流行です。ヒープリ自体が病原菌

モチーフの敵と戦うストーリーであったため、あって欲しくない世相との

シンクロニシティでした。しかも緊急事態宣言が発出されたことで、

感染拡大抑制のために外出自粛と休業要請が全業種に出され、

アニメの制作も一時停止となり、約2ヶ月に渡りヒープリの放送は

延期される事態になってしまいました。

しかし悠木さんはここで何もせず黙っている方ではありませんでした。

声優という立場から私たちに何かできることはないか。

「お家から出られない子供たちのためにオンライン朗読会をやりましょう」

と声優業界に呼びかけたのです。なんというプロ意識と行動力。

ヒープリ本編でも花寺のどか/キュアグレースは華奢な身体で体力に劣り

苦戦することが多かったものの、何度打ちのめされても絶望的な状況に

なっても諦めず、チームの中で最初に立ち上がる姿が印象的でしたので、

その姿と悠木さんが重なりましたね。

子供たちの笑顔を守るために闘う姿はまさにキュアグレースでした。

悠木さん本当にありがとうございました。

そしてヒープリは最終回前で敵を完全に徹底的に浄化します。

プリキュアシリーズも近年は敵と最終的には和解する展開が続いて

いましたのでこれには賛否両論がありましたが、個人的には「賛」ですね。

特に花寺のどかという少女が積み重ねたもの、そして守らなければ

いけないものを考えれば。

プリキュアの主人公というと大体元気っ子で普段から意見を前面に

出していく子が多いですが、花寺のどかは普段は穏やかで優しく

調整役に回ることが多い一方で、戦闘時には度胸が据わり先頭に立って

立ち向かう不屈の戦乙女になり、そして使命感が強いという、

絶妙な演技が求められる役どころを悠木さんは上手く表現されていました。

本当に一番必要なときに最高のパフォーマンスで魅せてくれる声優さんだと

思います。これからのさらなる活躍を願っています。

 

こちらは過去記事

 

早春の大糸線の旅

 3月21日、三連休の最終日、春を迎えたばかりのJR大糸線に乗ってきました。

大糸線は長野県の松本駅から新潟県糸魚川駅までを結ぶ地方交通線です。

途中の南小谷駅を境に北側はJR西日本、南側はJR東日本の路線になっています。

北側は風光明媚な姫川の渓谷を走り、南側は北アルプスを間近に眺めながら

仁科三湖の畔と安曇野を走る、車窓が自然豊かなローカル線ですが、

それは同時に沿線人口の少なさという問題を抱えています。

つい最近にも、JR西日本が存続に向けての協議を開始するという報道が

あったばかりであり、鉄道ファンとしては将来が気になるところです。

ちょうど雪融けの季節を迎え、この時季の山々は美しいだろうなと思い、

一日で全線を乗り通すために朝早く新幹線に飛び乗ったのでした。

 まずは北陸新幹線の始発で糸魚川駅へ。途中の上越妙高駅付近では

これまたきれいに雪化粧をした妙高山を見ることができました。

 糸魚川駅から乗った大糸線の列車は単行のディーゼルカー。朝の早い列車で

ありながら、18きっぷシーズンということもあるのかそこそこの乗車率に

なっており、立ち客も出るほどでした。

この日は天候も穏やかで、まだ多くの雪を抱える姫川の渓谷は雪が日光を

反射して明るく、雪融け水が流れ込んだ姫川の水は清らかで水量も多く、

最高のロケーションとなっていました。

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雪融け水を運ぶ姫川の流れに沿って走る

 糸魚川駅から1時間ほどで南小谷駅に到着。ここからはJR東日本

「電車」に乗り継ぎます。南小谷駅で下車する乗客も多かったため、

こちらは空席の多い状態で発車しました。

 途中の白馬駅に到着すると観光客が大勢乗車し、車内は一気に混雑しました。

この時季ですとやはりスキーでしょうか。一時ほどのブームはないにせよ、

白馬・八方尾根はスキーの名所として有名ですからね。

 列車は南神城駅を過ぎると「仁科三湖」と呼ばれる3つの湖の畔を走ります。

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青木湖

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中綱湖

 青木湖、中綱湖と進み、最後の木崎湖の北側にある海ノ口駅で途中下車

しました。この駅で降りたのは景色がよいこともありましたが、アニメの

聖地巡礼」という目的もありました。実はこの木崎湖、オリジナルアニメ

おねがい☆ティーチャー」「あの夏で待ってる」の舞台になっていたのです。

私は世代的に「あの夏で待ってる」(なつまち)なんですけどね。

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昭和の雰囲気が残る海ノ口駅で途中下車

 駅前で「なつまち」のアニメシーンのカットを意識して記念撮影しました。

 一日1本だけやってくる大糸線直通の特急あずさの通過時間にちょうど

当たっていたので、駅の近くの田んぼで撮影。やってくる列車のほとんどが

2連の普通列車である大糸線において、9連の特急列車の存在感は圧倒的です。

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海ノ口駅付近を通過する特急あずさ5号、南小谷行き

 しばらく列車が来ないので、徒歩で湖畔を進み木崎湖の南側へ。

木崎湖の面積は1.4 k㎡で小さいとはいえませんが、1時間もあれば反対側まで

歩いて行くことができます。

冬を越したばかりの湖は特に水が透き通っており、雪融け水も流れ込むために

大変清らかな姿を見せてくれます。

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美しき早春の木崎湖

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木崎湖の南側の湖畔から

 木崎湖から信濃木崎駅まで歩き(時間ギリギリになったため実際は全力疾走)

次の普通列車に乗って信濃大町駅へ。この間でも雪が残った北アルプス

山々を望むことができました。

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雪化粧の北アルプスを眺めながら走る

 信濃大町駅立山黒部アルペンルートの長野県側の拠点になっています。

ただし立山黒部アルペンルートの開通は5月連休前なので、3月のこの時期は

ガランとしていました。

 駅前の食堂で名物という「黒部ダムカレー」を食べた後、

次の普通列車で終点の松本駅を目指します。白馬からの接続が無い列車だった

ためか車内はガラガラで、終点までゆっくり座っていくことができました。

ロングシートの車両でしたが、東側のシートに座れば目の前の車窓に雄大

北アルプスの山脈が広がります。観光路線として人気があるのも頷けます。

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正面に北アルプスを望みながら安曇野を往く

 松本駅からは篠ノ井線の特急しなのに乗り継ぎ、長野駅経由で帰路に

つきました。あれ?松本から関東に帰るのなら特急あずさじゃないの?と

思われる方もいるでしょうが、意外にも松本~東京は直通の「中央本線ルート」

長野駅経由の「篠ノ井線北陸新幹線ルート」とでは所要時間に大差はなく、

埼玉県以北であればほぼ確実に「篠ノ井線北陸新幹線ルート」の方が早く

着きます。しかも乗り継ぎ割引が適用されるので、特急しなのの特急料金は

半額になり、価格差もさほど大きくありません。

 終点の長野駅では数分の乗り継ぎ時間で北陸新幹線最速種別の「かがやき」に

接続。わずか1時間で大宮駅まで運んでくれました。ただし三連休の最終日の

夕方ということで上りの新幹線は満席であり、やむなく立席特急券での乗車に

なってしまいましたが、1時間で着くのなら耐えられますね。

 駆け足気味ではありましたが、まだ雪が残る早春の大糸線を満喫することが

できました。山や湖が好きな人であれば、乗って車窓を眺めるだけでも

楽しむことができる、本当にステキな路線だと思います。

 

ヒープリ映画公開1周年

 3月20日は「映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っと

GoGo!大変身!!」公開1周年でした。

本来は放送年の9月頃に公開されるはずだったのが、新型コロナウイルス

感染症流行に伴う緊急事態宣言の影響で春映画の公開が秋になり、

玉突きになるかたちで翌年の春、つまり本編完結後の公開となりました。

既に次作のプリキュアの放送が始まっているため、

玩具の販促にはほとんど繋がらなかったわけですが、それでも

公開に踏み切っていただいだ判断には改めて感謝しかありません。

内容に多少の調整が入れられたのか、本編後の後日談として見ても

違和感のない内容になっており、映画内の物語のテーマと合わせて

「ヒープリの集大成」といえる映画になったのではないでしょうか。

 私としても人生で初めて観に行ったプリキュア映画なので、

思い入れは深いです。物語のテーマ、映画限定フォーム、アクション、

主題歌すべてとてもよかったですし、入場者特典もありましたし、

結局4回も観に行ってしまいました(笑)

 この映画のテーマは「親子の愛」だったと思うんですね。

主人公の花寺のどか(キュアグレース)ちゃんとその母やすこさん、

物語の鍵となるカグヤちゃんとその母セレナさん。

二組の親子を並べて描くことで「母」と「子」それぞれの相手への

思いが伝わってくる展開になっています。

頑張るあなたを、身近な人間関係を、街の人たちの繋がりを、

そして「生きる」ということを、人と人との絆を応援し守るために

最後まで闘い抜いたヒープリと親和性が高いテーマでした。

さらに、「プリキュア5」との共闘によるアクションシーンも

めっちゃカッコイイですし、映画限定フォームの華やかさと

完成度の高さも見所です。

 映画公開から1年が経ち、アニメ本編と比べると1周年を意識していた

人は少ないようでしたが、それでも多くの方がお祝いをしていました。

映画公開1周年おめでとうございます!