英空母「クイーン・エリザベス」日本初寄港

 9月4日、英国の空母「クイーン・エリザベス」を旗艦とする空母打撃群が

初めて来日し、横須賀港に入港しました。ようこそ日本へ!

英国艦が日本に来ること自体が珍しいのですが、今回は最新鋭の「航空母艦」。

来日の目的は親善だけでなく、一番は中国を牽制することでしょう。

99年は自治を守ると約束した香港に対し当局による統制を強める中国に対して、

香港を育てた英国の心情は穏やかではないはずですからね。

 ところでこのクイーン・エリザベス級空母、少し…いやかなり特徴的な

外観をしています。艦橋がなんと2つあり、飛行甲板にはF-35Bを発艦させる

ためのジャンプ台があり、なんとも英国m、ゲフンゲフン、機能性を追求した

結果の独特な外観になっています。

いや、これは航海艦橋と航空管制艦橋を分けることでそれぞれの艦橋に

拡張性を持たせ、シフト配置のガスタービンエンジンからの煙突とも

うまく組み合わせられるという機能美の極致なんですよ、たぶん。

 こんなご時世でなければ、空母乗員の方にも日本に上陸してもらって

横須賀の街で旅の疲れを癒してもらえたと思うんですが、残念ながら今回は

横須賀に約1週間停泊しながら上陸は禁止だそうです。

私も最新鋭の英空母を一目見たかったのですが、停泊場所は米軍エリアで

一般人はなかなか近づけないところらしいので、横須賀へ行ったところで

艦橋の上部が少し見えるくらいでしょうか。唯一可能性があるのは

軍港めぐりの観光船に乗ることですが、こちらは緊急事態宣言の発出に伴い

運休中…。仕方ないので今回は諦めることにしました。

 何はともあれ、今回の空母打撃群の来日を機に、日本と英国の連携が

ますます強固になることを望む次第です。