5月連休旅行①(名古屋ー白馬ー長野)

 2022年のゴールデンウィークが始まりました!

 今年は曜日の並びがよく、人によっては10連休も可能でした。

新型コロナウイルス感染症の騒動も落ち着きを見せ、観光業界としても

待ちに待った挽回の機会到来でしょう。

私もお休みがとれたので、この機会に「乗りたかった列車、全部乗る」を

2泊3日ですることにしました。ただし混雑が集中する列車は嫌なので、

「行きは早めに移動・帰りは遅めに移動」することにした結果、

結局4泊5日になってしまったんですけどね。

 今回の旅行の出発地は名古屋。5月2日の夜に東海道新幹線で移動しました。

 

 5月2日は名古屋駅始発の臨時特急「しなの81号」白馬行きでスタート。

特急しなのは名古屋駅長野駅の間を中央西線篠ノ井線経由で結ぶ特急列車

ですが、多客期のみ運転される「しなの81号」と折り返しの「しなの84号」

だけは松本から大糸線に入り白馬駅まで乗り入れます。乗り入れ設定の歴史は

長いものの運転日数は減少傾向にあり、特に昨夏と昨冬は設定自体がなかった

(新型コロナ流行による外出自粛の影響はあります)ため、正直いつなくなるか

わかったものではなく、乗れるうちに乗っておこうというわけです。

臨時列車というのは基本的に他の定期列車に影響を与えないように走るため、

所要時間が延びることが多いのですが、この「しなの81号」は歴史の長さもあって

かなり優遇されたスジが引かれており、名古屋近郊を過ぎると定期の特急と

遜色ない走りを見せてくれました。振り子列車383系による高速運転が好きな

私としては嬉しい限り。そしてこの季節、新緑の木曽路の風景は美しく、

車窓を眺めているだけでも癒されます。

松本からは大糸線に入りますが、大糸線は振り子対応になっていないうえに

そもそもカーブが少ないので、383系の特徴の一つである振り子機構は固定された

状態で走っていきます。それでも383系のもう一つの魅力である上下左右に大きな

窓から眺める残雪の北アルプスや仁科三湖の風景は素晴らしいものでした。

 白馬駅到着後は路線バスで栂池高原まで往復しました。春スキーには遅く

夏山には早いという微妙な時期でしたが、それでも多くの観光客の姿が

見られました。

続いて特急バスで長野駅へ。

 長野の善光寺では7年に一度の「前立本尊御開帳」が開催中で、こちらを

見物しようと考えていたのですが、夕方になってもあまりの人の多さに断念。

(私はとにかく人混みと行列が嫌い)

長野駅から電車で30分乗った坂城駅に保存されている169系急行型電車を

見に行きました。最近、軽井沢方の先頭車の前照灯が新製時と同様の大型の

タイプ、通称「デカ目」に交換されたと聞いたからです。

すごい…写真でしか見たことがなかったデカ目の169系が実際に目の前にいる…

あまりの感激で無言で写真を撮っておりました。復元に尽力していただいた

169系保存会の皆様、この場で御礼申し上げます。

 

善光寺の御開帳は6月末まで開催中とのことなので、もう少し落ち着いてから

行くことにします。