5月連休旅行②(長野ー十日町ー新潟ー秋田)

 2日目は長野駅から秋田駅まで長距離の乗り継ぎになりました。

長野駅からは飯山線の観光列車「おいこっと」に乗車し、終点の十日町駅まで

行きます。この列車は毎週土休日にほぼ必ず運転されていますし、

戸狩野沢温泉駅までは快速列車として申し分ない速度で走るので、

本数も多くない飯山線の中では日常的な列車としても使われているようです。

「おいこっと」は「TOKYO(東京)」を逆から読んだもので、大都会とは真逆の

自然豊かな地域をのんびりと走ることをイメージした名前だそうです。

 十日町駅からは普通列車を乗り継いで長岡駅へ至り、ここで昼食。

長岡駅からは新潟駅まで短区間ですが上越新幹線を使います。

新潟駅から先、本日の最終目的地への乗り継ぎにはここで新幹線を使わないと

間に合わないのです。

 新潟駅からは秋田行きの羽越本線特急「いなほ7号」に乗り継ぎます。

新潟駅秋田駅の間を約4時間かけて結ぶ長距離特急列車です。

特急いなほ新潟駅から概ね2時間前後の間隔で出ていますが、大半は途中の

酒田駅までの運転であり、羽越本線の終点である秋田駅まで直通する列車は

この「いなほ7号」が本日最終となります。

羽越本線が通る新潟県から山形県日本海側は日本有数の米どころであり、

今の時季はちょうど田植え前で田んぼに水が入るころ。天気も快晴であり、

陽光を反射して水面がキラキラ輝く田園地帯を特急列車で駆け抜けるのは

とても気持ちのよいものでした。

そして日本海側を走る長距離列車の車窓といえば、水平線に沈む夕陽。

こればかりは太平洋側では地理的にほとんど見ることができません。

この時季の日の入りは18時半過ぎですから、まさに「いなほ7号」の

走行時間帯(秋田駅1841着)に当たります。天候に恵まれたお陰で、

象潟から秋田までの間できれいな夕陽を眺めることができました。