ただ383系しなのに乗りたかっただけの話

 2月12日から13日にかけて、東京→名古屋→長野→大宮と中日本を

一周してきました。特に行きたかった場所があったわけではないんですが、

あえていうなら、久しぶりに振り子列車の383系の特急しなのの走りを

体感したかったんですよね。

 1日目は午後から東京駅発の東海道新幹線で出発し、熱海と浜松で

途中下車しながら名古屋まで移動します。

 熱海では早咲きのあたみ桜が既に満開になっており、一足早い春の訪れを

感じることができました。

 続いて夕飯を食べるために浜松で下車。浜松の名物といえば鰻ですよね。

浜松駅前にある創業百年以上の老舗の鰻屋さんで、浜名湖養殖の鰻を一尾使った

うな重をいただきました。値段はお高めでしたが、とても美味しかったです。

この日は名古屋駅前のビジネスホテルに宿泊しました。

 

 翌朝はゆっくり起きて、宿泊したビジネスホテルの無料朝食はパスし、

名古屋駅地下の喫茶店のモーニングサービスで朝食としました。

 名古屋駅からは今回の旅行の一番の目的である特急しなのに乗車します。

特急しなのに前回は3ヶ月前に乗っていますが、定期的に乗りたくなるんですよ。

季節によって違った顔を見せる木曽路の風景、そして何よりその風景の中を

振り子車両にてカーブで車体を傾けながら高速で走り抜ける特急しなのは

本当に素晴らしい列車です。使用車両が現在の383系になってから26年が

経ちましたが、特急列車に相応しいアグレッシブな走りは健在です。

 特急しなのは名古屋から約2時間で松本に到着。ここで一旦下車し、松本城

見にいきました。数日前に雪が降ったので、雪をかぶった天守を期待したのですが、

意外に気温が上がったようでほとんど融けてしまっていました。

松本駅に戻る途中、目についたお蕎麦屋さんで天ざるそばの昼食を摂りました。

地粉を使った黒みのある十割そばで、歯ごたえがあって美味しかったです。

松本からは再び特急しなのに乗車して長野駅へ向かいます。

特急しなのの乗客は下りの場合、松本で大半が降りてしまうため、この日も

松本からはガラガラの状態で走っていきました。

終点の長野駅では、乗ってきた「しなの9号」と当駅始発の「しなの16号」が

ホームを挟んで並ぶのですが、この日はなんとどちらも増結されて10連!

JR東日本長野駅JR東海383系が長編成を連ねて並んでいる姿は圧巻でした。

長野駅からは順当に北陸新幹線に乗り継いで帰宅。長野駅北陸新幹線

特急しなのを乗り継ぐ場合には乗り継ぎ割引が適用されるのでお得ですね。