東京ー名古屋ー塩尻ー新宿

 天候は安定して秋も深まってきた11月14日、東京駅から新宿駅まで、

東海道新幹線中央本線を乗り継いで秋の東海・甲信地方を一巡りする、

弾丸大回りの旅をしてきました。

東海道新幹線「のぞみ」と中央本線の特急「しなの」「あずさ」を

最短で乗り継げば、1都5県を約6時間半で巡って戻ってくることが

できるのです。

 新幹線の乗客もかなり戻ってきているとのことなので、混雑を避けるために

朝8時過ぎに東京駅を発車する新幹線を使うことにしました。

 名古屋駅からは中央西線の特急「しなの7号」に乗車して塩尻駅まで。

紅葉がピークを迎えた木曽路を振り子電車で駆け抜けます。

木曽川に沿って蛇行する線路を、カーブで車体を右に左に滑らかに傾けて

通過していく特急しなの号。ワイドビューと呼ばれる広い窓の外には

紅葉に彩られた山々と渓谷が流れていき、最高でした。

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紅葉に彩られた木曽川に沿って進む

 塩尻駅からは20分ほどの乗り継ぎ時間で中央東線の特急「あずさ26号」に

乗車し、終点の新宿駅へ向かいます。

遠くに望む八ヶ岳はうっすらと冠雪。麓の紅葉した山並みとの組み合わせが

映えていました。

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立場川橋梁から望む晩秋の八ヶ岳

 東京駅から新宿駅まで、最短経路なら約10 km、運賃200円のところを

移動距離753 km、運賃・特急料金計約2万円という大回りの旅でした。

車窓からは太平洋と紅葉した甲信の山並みを一気に眺めることができ、

所要時間に比して濃密な車窓でした。

ずっと座り心地のよい座席に座っていたせいかほとんど疲れることもなく、

不思議なことにあまり遠くに行った気がしませんでした。