秋田の秋
11月9日、紅葉が見頃を迎えた秋田県を訪れました。
埼玉県の大宮から早朝の東北新幹線に飛び乗り、
盛岡・大館・鷹巣・角館・秋田・新潟と一筆書きで一日で回り
また大宮に戻ってくるという、若干狂った旅程です。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月8日
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月8日
盛岡駅に到着。
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こまちの上り到着→下り発車にほとんど間が無く、緻密なダイヤの上で成り立っていることがわかる。 pic.twitter.com/Lpl8PCKJ8R
同じ区間をJR花輪線が走っていますが、2002年より運行開始した
高速バスのスピードと本数の多さに完敗し、存続すら危うい状態。
かつては急行「よねしろ」、快速「八幡平」が走っていたのですがね。
盛岡駅からは高速バス「みちのく号」で秋田県の大館に抜ける。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
秋北バスと岩手県北バスによる共同運行で、東北自動車道・鹿角花輪駅・大滝温泉を経由し、ほぼ1時間間隔で14往復を運行。
盛岡駅~大館駅を2時間20分で結ぶ。 pic.twitter.com/E588mAOVfV
盛岡~花輪~大館の連絡ルート比較。
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完全に主力となった高速バス「みちのく号」(左)と、
高速バスに駆逐されたJR花輪線(右)
運賃は高速バス2500円、JR2640円。 pic.twitter.com/r8fkeruT0k
目の前に広がる冠雪の岩手山と路肩に迫る鮮やかな紅葉。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
盆地を走る東北新幹線・東北本線では見られない。
八幡平経由の東北自動車道ならではの絶景。
湯瀬PAで小休止。
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素晴らしい眺め。 pic.twitter.com/0WhZ9IRa7R
東北自動車道は建設時期が古いためにトンネルは少なくカーブが多い。
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だがそれ故に紅葉の季節は車窓が素晴らしく飽きさせない。 pic.twitter.com/vYNhaLhFoP
鹿角花輪駅前に到着。
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乗客の半分近くが下車。
盛岡駅から約1時間25分。
なおJR花輪線を使った場合、2時間かかる模様。 pic.twitter.com/E70nl8b6BO
国道103号線を米代川に沿って走る。
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いとく大館ショッピングセンターで下車する乗客が多い。
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終点の大館駅まで乗っていた乗客は私含め2人だけ。
大館駅に到着。 pic.twitter.com/mNEOAN6s6k
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奥羽本線は複線電化路線でありながら列車の本数がかなり少なく、
旅程を組むのに苦労します。
僅かに遅れたバスが大館に着いた時点で、発車まで5分という状態。
そしてこれを逃すと次の列車まで2時間近く空くという綱渡り。
(もちろんバスが遅れた場合のプランも考えていましたよ)
奥羽本線 普通652M
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大館→鷹ノ巣
クハ700-21
バスが10分以上遅れたら終了だった、ギリギリの乗り継ぎ。
アクセスの悪さから今まで乗ったことがなかったこの路線。
今回の旅のメインになります。
紅葉が素晴らしいという話を聞いていたので楽しみにしてきました。
秋田内陸縦貫鉄道は今年で全線開業30周年。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
これで全線乗り通す。 pic.twitter.com/B9ISQP8Wty
秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線
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普通13D
鷹巣→阿仁合
AN-8807
合川で対向の急行もりよし2号と交換。 pic.twitter.com/ZJ9HRV8mPb
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
秋田内陸線沿線の紅葉は予想を軽々と超えてくる美しさでした。
寒暖差が大きく落葉樹の多い北東北の山は鮮やかな紅葉を見せてくれます。
そして天気は午後から晴れとなり、紅葉が日光に照らされて輝きます。
最初から最後まで車窓の景色に見惚れていました。
紅葉のトンネルをくぐり抜けていく秋田内陸線。 pic.twitter.com/CT2FNRsYeX
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
秋田内陸線、紅葉が見頃の休日なのに地元民と独り旅行者がぽつぽつ乗っているだけ…
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
本当にもったいない。
午後の日差しに輝く紅葉。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
林の中に埋もれるように敷かれた線路をエンジン音を響かせながら小さな列車が走っていく。
乗ってよかった秋田内陸線。 pic.twitter.com/CS2VROmXIF
阿仁合駅で一旦下車。
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広い構内を持つ運行拠点駅。 pic.twitter.com/BQCxWcQJOU
秋田内陸線
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普通213D
阿仁合→角館
回送含め3連のカラフル編成 pic.twitter.com/PZkDpDxIac
秋田内陸線の絶景ポイント、阿仁川鉄橋。
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撮影する観光客のために徐行してくれた。これはすごい。 pic.twitter.com/kXXRqxZMER
秋田内陸線の絶景ポイントその2、比立内川鉄橋。
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思わず息を呑む美しさ。 pic.twitter.com/FO1zoJi7MM
秋田県内有数の長さの十二段トンネルを抜ける。ローカル線らしからぬ長大トンネル。
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秋田内陸線の比立内~松葉は国鉄時代に完成せず、開業後に建設された高規格区間だから、走りが明らかに違う。
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上桧木内で対向列車と交換。
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2連や3連で走ることもあるけど、ワンマン運転で一番前の車しかドアが開かないんだから、ホームも1両分の長さがあればいいよね、という割り切りぶり、嫌いじゃない。
ガラガラの2両目に乗っていたけど、松葉駅から中国人の団体客が乗ってきたので1両目に退避。
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日本人客が全員1両目に移動して、2両目が外国人護送列車になっているの笑ってしまう。
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角館に近づくにつれ乗客が増えていく。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
角館は城下町で観光地だし、東京からのアクセスも便利だものね。
田沢湖線と並走するような形で角館に到着。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
角館からは秋田に抜けます。
しかしまあ、角館も外国人に知られてから賑やかになってしまいました。
以前は昔情緒の残る大人向けの観光地といった感じだったのですが。
秋田県は人口減少が特に大きい地域でもあり、観光客を誘致しなければ
やっていけないという事情もわかるのですがね。
角館の駅前、中国人観光客の団体が3グループ集まっててカオス。
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田沢湖線 こまち21号
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角館→秋田
角館での下車客が多いので、特定特急券で悠々と着席。
大曲で進行方向が逆転するが、誰も座席を回転させない。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
反対側のホームに上りこまちが乗客全員逆向きに座ったまま入ってくるのがシュールで、謎の笑いがこみ上げる。
大曲~峰吉川の三線軌条。 pic.twitter.com/fScrV1hblA
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秋田駅に到着。
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吐き出される大量の乗客。
何を考えたか秋田から関東に戻るために羽越本線経由を選択。
角館に着くまでは秋田新幹線でゆっくり帰ろうと思っていたのに、
もしかして、と調べたら
こまち21号→特急いなほ14号→Maxとき348号と
ちょうどうまく乗り継げることに気付いてしまったもので。
ボーナスステージの始まりです。
羽越本線
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2014M 特急いなほ14号
秋田→新潟 pic.twitter.com/3xb5jv84RQ
黄昏の日本海。
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1ヶ月前ならきれいな夕焼けが見られたかもしれない。 pic.twitter.com/gchowqcYFu
すっかり日が短くなって、17時を過ぎると車窓は真っ暗。
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このままあと5時間列車に乗り続けないといけないのが地味に辛い。
象潟に停車。
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マルタイがスタンバイしていた。
1804に酒田発車。
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この駅から120km/h運転なので、スタートダッシュの走りが明らかに変わるのが面白い。
あつみ温泉で対向の特急いなほ9号と交換。向こうは真っ青の特別塗装編成。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
秋田から乗っていた団体客が下車。 pic.twitter.com/eEOgKpgy34
村上駅到着直前に交直電源切り替えのため車内灯が消える。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
リニューアルされたといってもE653系電車は約20年前の製造だから、切り替え時には車内灯が消えるタイプ。
ただし車内放送は普通にできる。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
新潟駅に到着。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
特急いなほと上越新幹線の間で対面乗り換えが可能。 pic.twitter.com/liCc5B46sj
上越新幹線
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Maxとき348号
新潟→大宮
越後湯沢でE2、E4、E7と、上越新幹線の現有形式がホームに勢揃いしていた。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
Maxとき348号、高崎に停車。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
増結して16連で東京へ。
大宮に到着。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2019年11月9日
今日は一日中休む間もなく乗り物に乗っていた。
疲れましたが、きれいな紅葉と乗り鉄本領発揮の長時間乗車で
大満足の一日でした。