黒部峡谷鉄道

魚津に泊まった翌日は黒部峡谷に向かいました。

まずは富山地方鉄道宇奈月温泉へ。

朝早くて1本電車を見送ったのですが、次に来たのは

もと西武鉄道の特急として走っていた16010系。

しかも普通電車として運用なので特急料金は不要。

いきなりツイています!

乗り心地はいいのですが、座席を回転できないので

上市からの下り列車は後ろを向いて座ることになるんですよね。

平日の朝なので高校生がたくさん乗っていましたが、

高校の最寄り駅を出るとガラ空き状態に。地方鉄道はどこも厳しい。

宇奈月からはいよいよ黒部峡谷鉄道で終点の欅平まで。

想像以上に小さな電気機関車が13輌の小さな客車を引っ張っていきます。

私はトロッコ列車の雰囲気を最大限に味わうために

窓もない吹きさらしの普通客車の切符を購入。

客車の走行音が喧しいのでトンネルに入ると隣の人とも会話できないほど。

そして…トンネルの中が寒い。

標高は300~600mといったところですがトンネルの中はひんやりしており、

そこを鉄道としては低速とはいえ吹きさらしの客車で走っていくのですから

防寒具を持ってきてよかったと思いましたね。

終点の欅平までに駅はいくつかありますが、

旅客扱いがあるのは黒薙と鐘釣のみ。

その他の駅は工事関係者のみが利用しています。

この日は平日でそのような工事列車や働く作業員の姿を見ることができ、

この鉄道が電源開発のために敷かれたということを実感しました。

欅平到着後、回れる範囲内で周辺を散策しました。

紅葉を期待していたのですが、まだ時期が早かったようで。

ですが観光客が少ないのでゆっくり散策できました。

展望台に来て自分ひとりだけとか、ピークの時期じゃ無理ですからね。

 

帰る途中で、入善で途中下車しました。

ここ富山県下新川群は八木・宇田アンテナの発明者である

宇田新太郎の出身地であり、

はいふりのメグちゃんの出身地でもあります。

しかし夕方の田舎の駅前ではいふりカメラ起動してぶらぶら時間潰して

次来た列車にまた乗っていくとか、十分不審者ですね…