ゆき

1月25日、上海では今季初めての雪が降りました。

上海も冬はそれなりに冷えこむのですが、

雪が降ることはあまりないのだとか。

夕方にはとうとう積もり始め、これやべえって感じになりました。

スタッドレスタイヤなんてみんな持ってないし、

そもそもうちの事業所は駐車場がないのでみんなバイクで来るんですよ。

明日は休業になっちゃう?と心配しましたが、

夜遅くにはひと段落し、普通に出勤になりました。

今は繁忙期だし春節前だから急に休みになると困るんですよね…

26日は晴れましたが今日27日はまた雪。

スリップした車に巻き込まれないよう、なるべく外に出ない!

 

それはそうと、今季の冬将軍はなかなか手強いですね。

東京で積雪20㎝、さいたまで最低気温-10℃ですか。

大変ですねー。

大都市が雪害に弱いのは仕方のないことですが、

「雪が積もっているのにノーマルタイヤで車出勤とかふざけてるの?」

とは言いたいですね。

車の多い都市では、100台のうち1台がノーマルタイヤで立往生すれば、

残りの99台がスタッドレスに換えていたとしても巻き込まれるわけで。

自分だけの問題じゃないということをお忘れなく。

 

そして、「ゆき」といえば「はつゆき型護衛艦」!

対空・対潜・対水上全てに対応しヘリコプターの搭載が可能な

「汎用護衛艦」の第一世代。

昨年には就役が最も遅かった「あさゆき」も就役30年を迎えています。

2018年1月現在で現役なのは、「まつゆき」「あさゆき」の2隻のみ。

この他、練習艦に転籍した「しまゆき」「せとゆき」「やまゆき」が

あります。

護衛艦の定数は増やす方針になっていますが、さすがに「ゆき型」を

これ以上延命させるのは難しいんじゃないかな…

設計時にギリギリまで排水量を削っていたため、拡張性がないのだとか。

一方でその小振りな船体ゆえ、複数の造船会社に発注することができ、

5年間で12隻という大量建造記録を出してます。

現役の「ゆき型」の生まれを調べると、

やまゆき→日立造船 舞鶴工場

まつゆき→石川島播磨重工業 東京第1工場

せとゆき→三井造船 玉野事業所

あさゆき→住友重機械 追浜造船所

しまゆき→三菱重工業 長崎造船所

と、見事に分かれてますし、艦名も帝国海軍には存在しない海自オリジナル。

世界にプレゼンスを発揮できる初のワークホースとなった「ゆき型」は

海自にとっても特別な存在だと思います。

今では海自の艦の中では最古参のグループとなってしまいましたが、

無事退役まで務められることを願っています。