トンガで大規模噴火、日本沿岸に津波警報
1月15日の深夜、南太平洋のトンガ王国の近くで海底火山が大規模な
噴火を起こしました。その噴火の様子は軌道上を周回する人口衛星からも
鮮明に観察され、巨大隕石でも落ちたのかと思わせるほどの規模でした。
騒ぎはここで収まらず、噴火から数時間後、日本の沿岸では大きな潮位の
変化が観察され始めました。
トンガから日本までの間では大きな潮位の変化はなく、
気象庁はいったん「津波の恐れなし」と発表した矢先のことでした。
なぜ、津波の兆候が見られなかったのに実際に津波のような潮位変化が
日本までの到達が異様に早い。
太平洋沿岸諸国では最も津波の研究が進んでいるはずの日本の気象庁が
首を傾げ、「わからない」とまで言わしめた初めての事態。
それでも人命を最優先に既存のシステムを活用し、津波警報・津波注意報を
出した気象庁の判断はベストであったと思います。
実際、場所によっては1m程度の潮位上昇が起こり、漁船や養殖いかだに
被害が出ましたからね。
原因は調査中のようですが、火山の大噴火に伴う「空振」が原因との見方が
あるようです。空振でも津波が起こるのか?これはまさに近代の観測史上
初の現象であるので、これからの調査と研究が待たれるところです。
そして最も近くで被害を受けたトンガ王国の人々は大丈夫でしょうか。
膨大な火山灰と停電により、外部との通信手段が全てダウンしたようで、
全く現地の状況がわからず安否が気遣われています。
日本でも1995年の阪神淡路大震災のときは最も被害の大きかった
神戸市は通信インフラが壊滅し、被害の状況がわからなかったようです。
そういえば1月17日は阪神淡路大震災から27年でしたね。
地球の歴史から見れば人類が繁栄した時期はほんの一瞬なんですよね。
明日には地球の気まぐれで世界がガラッと変わってしまうかもしれない。
災害はいつくるかわからない、ということを再認識させられました。
トンガの噴火、ニュージーランドやオーストラリアと比べるとその規模感がわかるだろうか pic.twitter.com/FJBTr3f13C
— 走る人参(気象予報士) (@Runninzin) 2022年1月15日
ひまわり8号の観測画像にトンガの噴火が写ってるんだが… ちょっと信じられない絵。衝撃波が広がる様子がよくわかる……なにこれ…
— やまごん🛰 (@sado_kouta) 2022年1月15日
American Samoa AHI Natural Color pic.twitter.com/SfVxhabuYq
<トンガの火山噴火の衝撃波か>
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2022年1月15日
今日15日(土)の20時から21時過ぎにかけて、日本全国で一時的な気圧変化が見られました。火山島フンガトンガ・フンガハアパイが午後に噴火した時の衝撃波が到達した可能性があります。https://t.co/p4ofQT1pC8 pic.twitter.com/yEVBFzVxCH
この画像ついに使うときが来た。東日本大震災のときは大丈夫と過信していた人が犠牲になったという例もあるので...対象地域の方々は避難したほうがいいです。 pic.twitter.com/UbicCNlNzu
— わわ (@wa0731) 2022年1月15日
トンガの大噴火で海底ケーブルが切断され、停電と火山灰の影響で衛星通信も不可になり、現地の情報が全く入ってこないのが怖い。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2022年1月16日
阪神淡路大震災のときも、一番被害が大きかった神戸からは、地震発生からしばらくの間は全く情報が入ってこなかったらしい。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2022年1月16日
中央政府や海外からの支援は現地の役所からの要請があってから動くのが原則だが、あまりに被害が甚大だと現地も被害状況を把握できていないどころか通信網が寸断されて連絡すらつかなくなるのよね。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2022年1月16日
だから最近の行政はプッシュ型の支援ができるように変わってきている。
トンガと日本の距離を考えると津波にしては到達が早すぎるんですよね。(地震による津波ならば到達に丸一日かかる)
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2022年1月16日
可能性として考えられるのは、爆発的な噴火による気圧の変動で瞬間的な高潮が発生したとか?
これは予想できない。
学術的に言えば今回日本で観測されているのはあくまで「潮位変化」であるのだけど、避難を呼びかける立場としては深刻度が伝わりやすい「津波」を使用しているということね。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2022年1月16日
去年の受験生は2次試験前に地震で新幹線が止まり今年の受験生は共通テスト期間中に津波
— りょはん🗽 (@Ryohan_geo) 2022年1月15日
日本ってこういう国です
トンガの情報がこの時代に殆ど流れてきてない違和感あったけどこれあれだ
— ターミグラウス (@ptarmigrouse) 2022年1月15日
親が話してた「阪神・淡路大震災の直後は一番酷い地域の情報が出てなくてどういう災害かよくわからなかった」って感覚だ
あー----------・・・・・
— 騎空士鮫ミン(JK) (@usa_akasa) 2022年1月15日
え、つまり超低気圧になったから海面が吸い上げられて潮位が高くなったってこと?
ヤバ、無理無理無理無理、そんなの想定できるか!! https://t.co/N9990Fs7oA
気象庁会見
— 茸本 朗(たけもとあきら) 「野食ハンターの七転八倒日記」好評発売中! (@tetsuto_w) 2022年1月15日
・ぶっちゃけ津波かどうかわかんない
・トンガと日本の間の各地で津波が観測されておらず、津波はないものと一旦判断した
・なのに突然1m前後の潮位変化が起き始めた
・理由がよくわからない
・でも危険なので津波情報出した
どういうことだってばよ……!?
【気象庁会見】
— TBS NEWS (@tbs_news) 2022年1月15日
15日20時ごろに太平洋側の各地で潮位変化が観測され、同タイミングで広域で気圧変化が観測されたこと、潮位変化がトンガでの大規模噴火に伴う津波の伝播から想定される到達予想時刻より早い時間だったことから、潮位変化は噴火に伴う津波とは考えられずその時点で警報は発表しなかった
気象庁の会見、要約すると津波が来るはずの時間より早く来てるし太平洋沿岸の国でもそんなに高い津波観測されてなかったのに突然来たからこれが津波といえるのかどうか分からん(どうやら一般的な津波のメカニズムとは違いそう)って感じで今までに前例のない現象に困惑してる感が伝わってくる
— Shichiro (@pakuriman) 2022年1月15日
【気象庁会見】
— TBS NEWS (@tbs_news) 2022年1月15日
これまでにない事例で、どのような経過をたどるかなど予想がつかず、時間を要した。また、津波注意報を適用する是非についても検討に時間を要した。
現時点では通常の津波と考えにくいので「潮位変化」という言い方をしている
気象庁の会見。
— 森田 繁 (@siglic) 2022年1月15日
「噴火に近い津波観測点では大きな海面上昇がみとめられないのに、なぜ日本近海で急激に上昇したのか理由がいまのところわからない」
これはなかなかインパクトがある。
気象庁会見、「通常の地震による潮位変化とは異なると考えている」とか「予測より遥かに早く日本に到達してきている」「実観測を元に警報を発令するしかできなかった」「便宜上津波警報という形で発令している」みたいな不気味な情報もまるでフィクションめいた災害って感じで怖いな……
— 珪素 (@keiso_silicon14) 2022年1月15日
火山灰を飛行機のエンジンが吸い込むとどうなるかについてはメーデー民であれば必修項目のあの事例を思い出してすぐに解説できることでしょう
— O.HIRO@懲罰部隊囚人番号516番 (@O_Skyhiro) 2022年1月15日
トンガの噴火
— 空飛ぶたぬき (@Fly_Tanuki) 2022年1月15日
某組織で色々な経験をした当方として一番怖いのは
「当該地域からの連絡が一切ないこと」
です
阪神大震災を思い出してしまいます
今はトンガのみなさんの無事を祈りたいと思います
また、同じ地球という船に乗ってる私達も備えなければならないことを痛感しています
分からない事は分からないという技術官庁としての姿と、目の前に危険がある以上使えるものは使って警報を出すという防災官庁としての姿、両方を気象庁が見せている。
— アスタチン85 (@AstatineAE) 2022年1月15日
トンガ諸島で発生した火山噴火に伴う津波による被害状況確認のため、本日(16日)、航空自衛隊那覇救難隊のU-125救難捜索機が奄美大島等の航空偵察を実施中です。自衛隊は、国民の皆さまの安全・安心のため万全を期して参ります。 pic.twitter.com/15y6xeDxgn
— 防衛省・自衛隊(災害対策) (@ModJapan_saigai) 2022年1月15日
今回の津波は日本の観測史上2例しかない?そうで、でもまんがサイエンスでは津波の発生事例として載せてるのは凄いなー pic.twitter.com/bGN0pZHnzW
— きたがわゆき (@yuki_kitagawa) 2022年1月15日
噴火で急激な気圧変化で潮位の変化って、いやほんと何それ。
— ボマー (@bomber_bookworm) 2022年1月15日
こんな意味不明で前代未聞の珍現象を前に、「地震の津波ではないことは分かっているが、津波警報/注意報の仕組みを使って皆に知らせる」を咄嗟の判断で行ったのは本当にすごいな……。
気象庁GJだな。
— にゃんこそば🌔データ可視化 (@ShinagawaJP) 2022年1月15日
・大地震が起きていないが、「潮位変動の可能性あり」として遠地地震に関する情報を発表
・大地震が起きていないが、「地震用」の津波警報の仕組みを使って防災対応を呼び掛ける
火山津波という稀な事象に対して、かなり柔軟に対応したと思う。中の人の苦労がしのばれる・・・ https://t.co/QvRUlttujz
「地震による津波」はおそらく起きてなくて、巨大噴火そのもののエネルギーがダイレクトに周辺海域を吹き飛ばして津波を起こした『観測史上初の津波』っぽいので、そら警戒も簡単には解けないわなというのはなんとなくわかる。
— ktgohan (@ktgohan) 2022年1月15日
やっぱり、「空振で津波が起きる」というのはこれから研究します、レベルの話の様です。新しい研究分野が爆誕したのかもしれません。 https://t.co/rrVawM1W01
— 田口善弘 (@Yh_Taguchi) 2022年1月16日
気象庁が知ったかぶりをせずに「噴火に近い津波観測点では大きな海面上昇がみとめられないのに、なぜ日本近海で急激に上昇したのか理由がいまのところわからない」と言ってくれたおかげで、専門家が考察しようと思えるわけですね。「わからない」と言うのは、科学において本当に大事な出発点ですね。
— お茶大気象学研究室(OchaMet) (@ochamet_tklab) 2022年1月16日
気象庁の「何が起こってるかさっぱわからんけど、状況的に考えて危険なことはほぼ確実だから、一般人に一番わかりやすい方法でとにかく逃げろと伝えた」って姿勢は、専門家としても省庁としても、今のところ100点中500点くらいの対応だと思います。311の犠牲と教訓を最大限活かしてる。
— 藍野芙美@12月1日「自律と他律の問題。」コミカライズ4 (@aono_cb) 2022年1月16日
今回のトンガの海底火山爆発もそうだし、コロナのパンデミックもそうなんだが、本物の専門家が「詳しい原因は現時点では分からない」としている所を自称専門家やらネットのインフルエンサーが「これはこうだ!」と言い切っている今の構図は、どうにかして変えないとダメだわ
— 黒ごま@「なぞ解き都市伝説」管理人 (@kurogoma_965) 2022年1月16日
トンガ王国の良き友人の皆様、こんばんは。昨日の火山噴火とそれより発生した津波に対し日本の皆様よりトンガとトンガの人々に向けて多くの支援、愛、お祈りの言葉をいただいております。
— 駐日トンガ王国大使館 Tonga Embassy Tokyo (TET) (@TongaEmbTokyo) 2022年1月16日