DL大樹に乗車

12月13日、よく晴れた初冬の日曜日、東武鬼怒川線を訪れました。

今年の秋から運転を開始した「DL大樹」が目当てです。

10月末からはJR東日本からやってきたDE10形1109号機が

JR北海道DD51を想起させる「北斗星色」に塗り替えられて

牽引を担当しているのです。

特に日没の早い12月は上り8号の運転時間帯に日没を迎え、

まるで夜行列車のような雰囲気を楽しめます。

 

まずは、消えそうでなかなか消えない?特急「きりふり」で

下今市まで乗車。

下今市駅鬼怒川線普通列車に乗りかえ、大桑駅まで移動しました。

この駅ではSL運転日に限って「SLとDLの交換」が見られるのです。

鉄道ファンとしては注目すべきところですが、既に人気はひと段落したのか、

大桑駅で待機している人はごくわずかでした。

青い客車を引いたSLとDLが小さな駅で待ち合わせをする…

完全に昭和の国鉄地方路線の雰囲気ですが、こんな光景が2020年、

しかも私鉄の路線で実現するとは。

いったん下今市駅に戻り、いよいよDL大樹に乗車します。

終点の鬼怒川温泉に到着後は、折り返しの発車まで駅の周りで待機。

本当はこの折り返しの「DL大樹8号」に乗るつもりで、切符も

購入済みだったのですが、写真を撮っていたら乗り遅れてしまうと

いう痛恨のミス。

仕方なく次の普通列車で追いかけます。

追いつくことはできませんが、DLやSLは先に下今市に到着しても

入換はのんびりしているので多分間に合うはず…

そして予想通り間に合いました。

最後は転車台を使った車庫への入庫を見届けました。

夜の機関庫はこんなにも美しいのですねえ…