野岩鉄道 紅葉紀行
10月31日、気持ちのよい快晴となった10月最後の土曜日、
まあ人によってはハロウィンとかで盛り上がっていたようですが、
私はひとり野岩鉄道に乗ってきました。
元は国鉄野岩線として日本鉄道建設公団によって建設が進められ、
現代の建設技術を駆使して、人口の少ない山間を走る路線としては
不釣り合いなほど頑丈で直線的な線路が敷かれています。
ちょうど沿線の川治温泉が紅葉の見頃を迎えたとのことで
3週続けて日光市に向かうことになりました。
今日はいい天気。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月30日
本日は川治温泉方面に
はろうぃんってなんですか?
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月30日
一日に1本だけの南栗橋始発、新藤原行きの普通列車に乗車。6050系のリバイバルカラー編成。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月30日
終点の新藤原で会津方面の列車に接続するためか、普通列車なのにやけに混雑している
野岩鉄道の「野岩(やがん)」は、栃木県の旧国名「下野」と福島県西部の旧国名「岩代」からとっているんですよね
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月30日
残念ながら「岩代(いわしろ)」は旧国名の中では知名度が一番低い気がする。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
現在の地域名でいえば会津、福島、二本松、白河などが含まれるが、「岩代」でまとめてしまうと扱いづらいというのはありそう。
旧国名は地域のアイデンティティでもあるから、駅名や地域の名産品につけられることも多いんだけど、「岩代」はそれが弱いのよね。特に会津地域は会津!会津!だし
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
国鉄は駅名被りを避けるために後からできた駅には旧国名をつけて区別することが多かった(武蔵小金井、陸前高田など)が、「岩代」の場合は福島交通飯坂線の「岩代清水」しかないのよね。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
なお只見線の場合は一地域名の「会津」が片端から駅名につけられた
乗客の多くが下今市で下車して、鬼怒川線内に入ってからはガラガラに
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
新藤原に到着。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
野岩鉄道の普通列車に乗り換え。
野岩鉄道所属の6050系2連
駅窓口は休止していましたが、観光客も戻ってこようとしている
観光シーズンの時季にこの対応はどうなのかと。
もしくは窓口を開ける必要性がないほど普段の利用者が減っているのか。
実際、駅前にはほとんど人がいませんでしたし。
フォローを入れておくと、川治温泉郷へのアクセスは
「川治温泉」駅よりも一つ隣の「川治湯元」駅の方が近いのです…
川治温泉駅に到着。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
駅窓口は休止中だった。 pic.twitter.com/2nIPAMiogN
鬼怒川温泉の衰退はよく言われているけど、川治温泉はそれ以上に残念な状態だから…
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
川治温泉駅から川治湯元駅まで温泉街を歩きながら、久しぶりに駅以外での
鉄道撮影をしました。
そしてその上をとことこ走って往く短い編成の列車。
これこそが「野岩鉄道らしさ」なのです。
野岩鉄道 会津鬼怒川線
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
第二鬼怒川橋梁 pic.twitter.com/iQz7zSQHYZ
紅葉に彩られた第二鬼怒川橋梁を往く
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
特急「リバティ会津」
川治温泉~川治湯元
2020.10.31 pic.twitter.com/Vfb6PVf5AO
紅葉に彩られた第二鬼怒川橋梁を往く
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
特急「リバティ会津」
川治温泉~川治湯元
2020.10.31
(彩度調整ver.) pic.twitter.com/ldgKtptDyY
川治温泉
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
紅葉が見頃になったばかり pic.twitter.com/pjGNqWVSsj
野岩鉄道 会津鬼怒川線
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
第一鬼怒川橋梁 pic.twitter.com/vJ2V4sgMlk
青く高い秋の天を渡る、野岩鉄道 会津鬼怒川線の第一鬼怒川橋梁。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
近くで見ると迫力がすごい。
当時の鉄道建設公団は大変なものを造ってしまったものである。 pic.twitter.com/G47IwFmQlS
野岩鉄道 第一鬼怒川橋梁
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
青く高い秋の空、短い編成の列車が天を渡る
川治温泉~川治湯元
2020.10.31 pic.twitter.com/YBUAE1XwKT
続いて隣の駅となる湯西川温泉駅に移動。
駅の玄関を出ると、すぐ目の前に紅葉に彩られた湯西川のパノラマが
広がるのが素晴らしいです。
ここでも湯西川に架かる鉄橋を渡る列車を撮影しました。
湯西川温泉駅に到着。 pic.twitter.com/Hx1UUn9GTI
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
野岩鉄道 会津鬼怒川線
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
湯西川橋梁 pic.twitter.com/PzFSU4p2JS
湯西川
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
五十里湖と繋がる場所なので流れは緩やかで湖のよう pic.twitter.com/11NzppjFzR
夕陽に照らされ紅葉が輝く pic.twitter.com/siyDaWILE3
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
紅葉と調和した湯西川橋梁を往く
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
快速「AIZUマウントエクスプレス」
湯西川温泉~中三依温泉
2020.10.31 pic.twitter.com/2WShsKNHHQ
湯西川橋梁のようにトラス橋の両端がトンネルに直接つながっている例ってあまりないのではないかと。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月31日
連続するトンネルの間にパッと大きな川が広がるのがとてもよい。 pic.twitter.com/O66Zmgm9dG
紅葉の色づきを見ると、少しばかり来るのが早かったような気がしますが、
緑が残ってカラフルなのもまたよいものです。
今年は近場の日光市域の紅葉をしっかり観ようと思っていたので、
実現できてよかったです。