秋の奥鬼怒を探訪
先週は奥日光を訪れたので、今週は奥鬼怒を訪れました。
日光エリアと鬼怒川エリアは地理的・気候的にも近いため、
ほぼ同じ頃に観光シーズンを迎えるのです。
紅葉の見頃情報を眺めていたら「瀬戸合峡」という場所が紹介されていて、
そこに写っている紅葉がとてもきれいだったので、
ちょっくら行ってくるか!と出かけたのでした。
行きの電車は先週と同じ東武の急行電車。
さて本日も日光方面へ。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月23日
先週と同じ曜日、同じ電車だが、天気が悪くてガラガラだった先週とはうって変わり、晴れとなった今日は満席状態。
JRとの乗り換え駅でさらに乗客が増え、立ち客も出る状態(なお車両は2ドアのボックスシート)
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月23日
この電車は東武日光始発の新藤原行きでした。
東武ローカルの東武日光→下今市→新藤原スイッチバック運用は趣味的にはおもしろいのだが、運用的には何かメリットがあるんだろうか?
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
観光客の日光↔️鬼怒川温泉の移動のためだと思っている。下今市で階段を使って乗り換えるのは面倒だからね。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
鬼怒川温泉駅に到着 pic.twitter.com/b032eW7cSS
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
鬼怒川温泉駅からは栃木県道23号線を走る日光市営の路線バスに乗車。
この路線バスは本数が少なく知る人ぞ知る路線。
終点まで走る便は1日4往復しかないので、乗り遅れたらおしまいです。
客層は終点の温泉や登山に向かう観光客が主なようで、
ちょうど座席が埋まるくらいの乗りでした。
鬼怒川に沿って瀬戸合峡の最寄りまで乗車します。
日光市営バス 鬼怒川温泉女夫渕線
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
鬼怒川温泉駅→川俣平家塚
栃木県道23号川俣温泉川治線を走る路線バス
全区間を走り通す便は1日4往復しかない
川治温泉までは鉄道と並行、これより西に折れて栃木県道23号線に入り、鬼怒川に沿って上流域へ
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
川治ダム
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
紅葉は色づき始め pic.twitter.com/Tp1hatdRuI
道も狭くなり山間へ pic.twitter.com/Z5TRRCOccz
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
青柳車庫前(栗山ふる里物産センター)で10分間のトイレ休憩 pic.twitter.com/pHBmFwKNPm
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
山間を走る長距離路線バスの物産センターでのトイレ休憩っていいよね
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
所々で道幅が極端に狭く、対向車とギリギリですれ違うのが恐いんですが
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
対向車から見れば「こんなところをバスが走ってくるの!? 」って感じだよな
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
鬼怒川温泉駅から途中トイレ休憩を挟みつつ、1時間と少しで到着。
川俣ダムとそれによって造られた川俣湖、
鬼怒川の激流によって形成された瀬戸合峡の周りを散策しました。
紅葉が最盛期を迎えていて美しい峡谷美を堪能することができ、
・ダムに工事用クレーンといった治水のための工業物、
・紅葉に断崖といった自然の芸術、
・観光目的のためだけに造られた吊橋
の組み合わせにもおもしろさを感じました。
川俣湖
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
鬼怒川ダム群の中では最も上流にある川俣ダムによって造られた湖。
紅葉が最盛期を迎えています。 pic.twitter.com/r3ek86Okvm
ではこれより約460段の階段を往復します pic.twitter.com/hebHn5r6sU
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
川俣ダム
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1966年完成、ドーム型アーチ式で高さ117 m
現在補強工事が行われている pic.twitter.com/JULaM1bYF8
渡らっしゃい吊橋
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
足がすくみそう pic.twitter.com/xMqFYNvKoC
鬼怒川の上流に位置する瀬戸合峡(せとあいきょう)
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
紅葉に彩られた高さ100m級の峡谷 pic.twitter.com/wco8k5Ng4u
瀬戸合峡
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
紅葉と吊橋と工事用クレーン
「風情が台無し」と見るか
「今年だけの貴重な光景」と見るか
個人的には自然と工業物の組み合わせには不思議な魅力を感じる pic.twitter.com/KZhJZJtSjm
ダム補強工事のため、大型クレーンと紅葉の組み合わせが見られた瀬戸合峡。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
ここは旅行誌にも載る有名な撮影地で、期待した写真が撮れずにがっかりした人も多いはず。
でも私はこういう「絶対に旅行誌には載らないイレギュラーなものが写り込んだ観光地の写真」って好きなんですよね pic.twitter.com/kscaaWKIJx
2時間ほど滞在した後、せっかくなので路線バスの終点の女夫渕まで乗車。
「女夫」と書いて「めおと」と読むそうです。
確かにこちらの方が「夫婦」と書くよりも自然ですね。
川俣湖の湖畔を走り、紅葉の森に埋もれるように営まれている川俣温泉で
温泉客を下ろし、栃木県道23号線の終点へ。
せっかくなので、このまま路線バスの終点まで行くことに
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
空が曇ってきた
日光市営バス 鬼怒川温泉女夫渕線
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
川俣平家塚→女夫渕
マイクロバスだった
そうか、日光市営で運行されているこの路線バスは、川俣温泉への送迎バスを兼ねているのね
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
川俣温泉は紅葉が真っ盛り
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
あ~いいなーこんな景色の中で温泉に入りたい…
奥鬼怒の登山口、女夫渕(めおとぶち)に到着。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
紅葉が本当に素晴らしい… pic.twitter.com/JTIUrCWXsf
自分は行くまで知らなかったのですが、女夫渕は奥鬼怒温泉郷への入口であり、
一般の自動車が入れるのはここまで。
登山客もここで車を下りて山に入っていくようです。
駐車場の横には紅葉に彩られた渓谷があり、見て回りたかったのですが、
到着したバスはすぐに折り返しで鬼怒川温泉駅行きの最終になるため、
日帰り旅行者である私は数枚写真を撮っただけで引き揚げることに
なりました。残念。
でも川俣温泉にはいつか泊まりに行きたいなあ。
日光市営バス 鬼怒川温泉女夫渕線
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
女夫渕→鬼怒川温泉駅
周囲を見て回る時間もなく、乗ってきたバスでただちに引き返す。
名残惜しいが、このバスが鬼怒川温泉駅まで行く最終だから仕方ない。
奥日光と奥鬼怒はほぼ同じ時季に観光シーズンを迎える。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
交通、飲食、宿泊施設など全てが充実した有名観光地である奥日光もいいけど、たどり着くだけでも大変で人出も少なく、秘境感あふれる奥鬼怒もまたいいよね… pic.twitter.com/ecGtBVn5PS
先週と今週で奥日光と奥鬼怒をそれぞれ訪れたけど、地理的には近いはずなのに、交通アクセスの利便性や現地の観光産業充実度がまるで対照的だったのがおもしろい。
— 快速上信リレー (@rapidchikuma) 2020年10月24日
歴史の長さと東武マネーの差だろうか。
だが、紅葉はどちらもとても美しかった。
奥日光と奥鬼怒。
地理的には近い位置にあり、紅葉も同じように美しい場所でありながら
片方は有名観光地、もう片方は秘境という、
全く異なった性格の観光地であることが実感できました。