京都鉄道博物館で489系「白山」

先週末は久しぶりに京都鉄道博物館に行ってきました。

京都鉄道博物館では489系特急型電車のボンネット先頭車が

保存されていますが、昨年秋より期間限定で「白山色」に

ラッピングされているのです。

対決企画で583系シュプール色」と争って、大差で選ばれたあたり、

人気の高さが伺えます。

この「白山色」、もとは文字通り特急「白山」の編成に施されていたもの。

特急「白山」は、国鉄時代の昭和47(1972)年に上野~金沢を

信越本線経由で直通する特急として登場。国鉄の分割民営化後は

JR西日本の担当列車となりました。

特急「白山」は東京都心に乗り入れる唯一のJR西日本特急であり、

存在をアピールしようとしたのか、JR移行後のわずか1年半後には

リニューアルが施され、その際に纏ったのが「白山色」だったのです。

夕日に照らされる立山連峰と青い日本海をイメージしたという

その派手な塗装は、まだ国鉄色の列車ばかりであった信越本線

上野駅において一際異彩を放ち、注目を集めたことでしょう。

当時幼かった私の目にも特急「白山」はその美しい塗装と

一日数回しか見られないという稀少さから特別な列車に写り、

偶然に目撃できると大変嬉しかったものです。

しかし、私がひとりで撮影に出かけられるような年齢になった頃には

既に特急「白山」は廃止され、オリジナルの国鉄色に戻されていたため、

自前の記録が全く残っておらず、心残りでした。

「もう一度、白山色を間近で見てみたい」

その願いがまさか鉄道博物館のラッピング企画で実現するなんて…

私は幸せです。

今回の土日は正面に掲げるトレインマークの切り替えタイミングに

当たっておりまして、

~25日(土)「雷鳥

26日(日)~「白山」

これはもう両日行くしかないでしょう…

この日は草津に泊まりました。

折悪しくもこの日は中国で新型肺炎が猛威を振るい武漢市が閉鎖された日、

さらに正月休み「春節」の初日。マスクをして厳重警戒でした。

 

帰りがけに、劇場版ハイスクール・フリートの鑑賞3回目。

こんな素敵な特典を出されたら、行かないという選択肢はないでしょう?