福島沖で地震

 3月17日深夜、福島県沖でM7.3、最大震度6強地震が発生しました。

最初に中規模の地震があり、その2分後に大きな地震が発生したようです。

私は自宅にいたのですが、あれ揺れてる?と警戒していたところに

大きな横揺れがやってきて、あ、これヤバいやつだと感じました。

緊急地震速報が一斉に鳴り響いて、嫌でも東日本大震災を思い出しました。

幸い私の自宅は被害を受けませんでしたが、福島県宮城県では

地割れや土砂崩れが発生し4人が死亡、東北新幹線が脱線する等の被害が

出ました。震源から離れていた関東地方でも、火力発電所の一部が

緊急停止したため電力の供給が低下、周波数の低下による大停電を防ぐための

保護措置として200万世帯が送電網から切り離され、一時的に停電することに

なりました。

東北新幹線では白石蔵王駅付近を走行していた仙台行きの最終列車

「やまびこ223号」が地震の直撃を受け、全車両が脱線したものの

転覆はせずに線路に沿って停止し、死傷者はゼロでした。

過去の中越地震での教訓から、脱線は免れないものとしていかに列車を

安全に停止させるかという対策が功を奏したといえるでしょう。

 翌日以降、復旧は加速度的に進んでいますが、東北新幹線は高架橋の損傷が

大きく、復旧は長引きそうとのこと。

復旧までの橋渡しとしてJRは黒磯~仙台、仙台~盛岡で臨時の快速列車を運転。

航空会社も臨時便を設定して東京対東北の輸送に協力するようです。

災害時に交通機関が互いに協力する姿は胸が熱くなりますね。

 

3月11日

 3月11日、2011年に発生した東日本大震災から11年が経ちました。

 

 同時に全国鉄ダイヤ改正の前日であり、この日を最後に引退する車両も

数多くありました。別れを惜しみ、最後の姿を記録しようと多くの鉄道ファンが

ラストランを見守りました。

JR北海道キハ283系

 

小田急電鉄50000形VSE

 

JR東日本115系(新潟)

 

JR東日本205系日光線宇都宮線・相模線)

 

JR西日本103系奈良線

 

東武鉄道350系・特急きりふり

 

・熱海発、黒磯行き普通列車

 

 

3月9日

 3月9日はTVアニメ「ヒーリングっど♥プリキュア」の主人公の

花寺のどか/キュアグレースちゃんのお誕生日でした。

おめでとうございます!

放送終了から1年が経ち、現実の時間に合わせれば15歳になるはずですね。

その清楚でかわいらしい容姿もさることながら、慈愛に満ちた優しさと

困難にぶつかっても挫けない精神の強さを併せ持ち、原因不明の病気で

苦しんだ過去を乗り越えて強い使命感で最後までひたむきに闘い抜いた姿に

魅了されたファンは多いのではないでしょうか。

私もプリキュアシリーズのキャラクターの中では彼女が一番好きです。

どうかそのままのあなたで、ステキな女性になってくださいと

応援したくなる魅力があります。

「ヒープリ」完結から1年が経ちましたが、熱意冷めやらぬファンの

絵師さんたちによるお祝いイラストがたくさん投稿されていました。

 

私も頑張ってのどかちゃんを描いてみました。タブレットでお絵描きとか

そういう技術はないので、鉛筆書きです。

見るだけじゃなく自分でも描きたい!と私に思わせるくらいの魅力が

のどかちゃんにはあります。

ああ、しかし本当にかわいい。それでいて、変身してプリキュアとして

闘う姿はとてもかっこいい。令和の奇跡ですね。

 

西村京太郎氏、逝去

 3月6日、ミステリー作家の西村京太郎氏が亡くなりました。91歳でした。

ご冥福をお祈りいたします。

亡くなる直前まで原稿を執筆されていたとのことで、生涯現役の小説家で

ありました。デビュー当初の作品は社会派小説が多かったようですが、

読みやすい文章と時代のトレンドを積極的に題材に取り入れる姿勢で

広い世代で読まれるようになりました。

特に「十津川警部シリーズ」は刑事小説に鉄道ネタと日本各地域の

観光地や文化歴史を組み合わせた独特のスタイルで、それまでミステリ―に

興味がなかったような鉄道ファンや旅行好きも引き込んで、空前の長期人気

タイトルとなり、「トラベルミステリー」と称される新しい分野を

作り出しました。テレビ局や観光業界としても観光地の宣伝に繋がるので

二時間ドラマで頻繁に映像化され、主にテレビ朝日とTBSが競うように

一時期は年4回ペースで放送されていました。

私も中学生の頃から大ファンでして、小遣いをほぼ注ぎ込んで新刊や

古本を買い集め、読み漁っていたものです。思えばあれが私の最初の

「オタク活動」だったんですよね。私の青春でありました。

十津川警部シリーズ」が始まったのは約40年前。始まった頃は

まだ「日本国有鉄道」で、寝台特急ブルートレインの全盛期。

その後、国鉄は解体されてJRになり、JRになってからも既に35年。

時代とともに新しい列車が登場した一方、多くの列車や路線が廃止され、

旅行スタイルや警察の捜査手段も変化していきましたが、

常にトレンドを追い続け、小説の題材として取り入れてきたからこそ、

ここまで長く愛されるシリーズになったのだと思います。

ファンの一人として長く楽しませていただいたことに

心から感謝を申し上げます。

西村京太郎先生、ありがとうございました。

偕楽園梅まつり

 2月27日、水戸の偕楽園梅の花を観に行ってきました。

行きはあえて上野駅まで出てから、上野駅地平ホームから発車する特急

「ひたち3号」に乗車しました。

2015年の上野東京ラインの開業に伴って常磐線の特急列車は基本的に

品川始発となり、上野駅は経由するものの、普通列車と同じ地上ホームに

発着するため、かつて多くの東北・信越行き優等列車が発車していた

上野駅地平ホーム(13~17番線)から発車する特急列車は数えるほどと

なっています。

中でも朝8時ちょうどに上野を発車する仙台行きの特急「ひたち3号」は、

現在唯一の「上野駅地平ホームから発車する東北行き特急列車」なのです。

この「ひたち3号」も今度の3月ダイヤ改正で品川始発に変更されることに

なっており、利用者の大半にとっては朗報であるものの、何かと郷愁を

大事にする鉄道ファンからすると残念なお知らせといえます。

また、水戸の偕楽園で梅まつりが開催される期間は偕楽園臨時駅が

営業するため、この日は「ひたち3号」も偕楽園駅に停車します。

休日早朝7時台の上野駅は人も少なく、「ひたち3号」も車内はガラガラで

発車しました。仙台行きの特急ですが、私は偕楽園駅で下車します。

偕楽園駅は臨時駅で、下り列車しか停車できないという珍しい構造の駅です。

常磐線の線路が偕楽園の真横を通っていることから、観光客のアクセス向上の

ために下り線側にホームを設けて臨時駅として開業しましたが、上り線側に

ホームを設けるには線路を跨ぐ跨線橋を造る必要があるためです。

偕楽園を観光した観光客を直帰させず水戸の市街地に誘導する狙いもあるとか。

偕楽園の梅まつりは例年通り2月中旬からの開催でしたが、今年は寒気の

影響で開花が遅れており、2月末日のこの日でも開花状況は全体の二割、

早咲きの品種がようやく咲き始めたところでした。

それでも春を待ちきれない観光客が多数訪れて、数少ない梅の花を愛で

楽しんでいました。例年の見頃だともっと賑わっていたと思いますが、

これくらいの人出がいいかもしれませんね。

このご時世のためマスクをしているので、梅の花の香りを十分に楽しむ

ことができないのは残念ですが。

水戸駅の駅ビルで昼ごはんを食べてから特急ときわに乗って帰りました。

昼過ぎの上りで、隣の勝田駅始発ということでガラガラでした。

朝が早かったので少しウトウトして目を覚ますと、ちょうど取手駅を通過する

ところでした。

冬も終わっていよいよ春の観光シーズン到来です。世界的な懸念事案が

いくつもありますが、一般の民間人としては過度な自粛をする必要はなく、

できる限り日常の生活を回していくのが大切だと思いますね。

 

ロシア、ウクライナに侵攻

 2月24日、ロシアがウクライナに侵攻しました。

ここに至る経緯は複雑で、ロシアとウクライナの歴史的および地政学的関係、

ウクライナEUへの接近とNATO加盟打診、ウクライナ東部の親ロシア勢力と

2014年のロシアによるクリミア半島占拠などが絡み合っています。

ロシアとしては、かつて共にソ連の構成国であったウクライナは安全保障上も

西欧に対する親ロシア寄りの緩衝地帯であることが望ましく、

ソ連の軍事同盟として結成されたNATOへの加盟などもってのほか。

ウクライナとしては、過去に帝政ロシアソ連に虐げられた過去もあって

ロシアの影響下から離れたいと思っており、そもそも国家の方針を

自分たちで決めて何が悪いのかとなる。

ロシアを抑え込んでおきたい欧米諸国はウクライナに秋波を送って

NATOに誘っておきながら、いざロシアが怒り出すと及び腰。

どの国にも事情があるのは確かですが、少なくとも

「他国を武力を使って従わせる」ことが正当化されるはずはありません。

しかもロシアは国連安全保障理事会常任理事国ですよ。

第二次世界大戦戦勝国クラブとして始まった国連が構造的な欠陥を

抱えているのは周知の事実ですが、今回の件で完全に機能不全を

さらけ出しましたね。

先月から緊張が高まり、ウクライナ国境付近にロシア軍の大半が集結。

外務省から邦人の国外退避勧告が出る事態になっていましたが、

「ここでウクライナに侵攻したところでロシアにはデメリットが多過ぎる、

本当に侵攻するはずがない、脅しに過ぎない」という楽観論は直前まで

根強くありました。

が、現実は非情であり、恐れていたことが本当に起こってしまいました。

昔から戦争っていうのは合理的な理由で起こるもんじゃないんですよ。

平和な民主主義国家に育った頭のいい人たちには理解できないかもしれませんが、

国家はときに無茶苦茶な理屈を並べて実力行使にでます。

そもそも80年前にそれなりの民主主義の体裁をとっていた国家でありながら

明らかな国力差があるアメリカに対して「大和魂がある」「大東亜共栄圏

などと言って希望的観測のもとに無謀な開戦をした極東の島国がありますし…

国家間の戦争は善と悪の戦いではありません。

よくて正義と面子の張り合い、場合によっては理不尽な蹂躙です。

そしてそれに巻き込まれる最大の被害者は国民です。

事態が早期に収束することを願うばかりです。

 

 

ヒープリ最終回から1周年

 2月21日、「ヒーリングっど♥プリキュア」最終回から1周年が経ちました。

私が久しぶりにリアルタイム視聴で完走したプリキュア作品だったんですが、

近年の女児向けアニメとしては珍しくシリアスで骨太な作品でしたね。

キャラクターも全員魅力的で可愛く、普通の女の子って感じがよかったですね。

(いや、のどかちゃんは過去が普通じゃないどころか歴代屈指の重さですし、

アスミさんに至ってはそもそも人間じゃないんですけど)

特に、花寺のどか/キュアグレースの過去と彼女の闘いを巡る話は

とても見ごたえがあり、引き込まれました。久しぶりに熱中できる作品に

出会えたと感じました。

「生きることは闘うこと」「勝つためじゃなくて負けないために」

闘う相手は自分に危害を加えてくる者や病気のようなわかりやすいものだけ

ではありません。自分の目標、自分のだめなところ、自分の知らないことなど

いろいろあって、みんな何かと闘いながら生きてるんですよね。

ひとりでは困難なこともたくさんあるけど、みんなで支え合って、助け合う。

それが「健やかに生きる」ことなんですね。

 終盤の展開が雑で過激だったという感想も一部でありましたが、私としては

展開の落としどころに納得していますし、まあ当然よなという印象です。

世相が大変だった時期に人々に勇気と希望を与えた名作だったと思いますし、

私としては歴代プリキュアシリーズの中でも上位に選ぶ推し作品ですし、

今でも定期的に配信やBDで見返しています。

それにしても、本編完結からもう一年経っちゃったんですね。早いなあ。

最近、東京駅にあるプリティストアに初めて行ったところ、素晴らしいグッズが

在庫だけでなく新作もあることに気付き、衝動買いをしてしまいました。