わたらせ渓谷鐵道に乗車

7月24日、4連休の2日目。

関東地方は未だに梅雨明けせず、連休中も天気がぐずついていましたが、

この日は天候が回復したため外出してきました。

近くにありながら完乗できていなかった「わたらせ渓谷鐵道」を訪れ、

人気のある「トロッコわたらせ渓谷号」に乗ってきました。

この列車は秋の運転日は多いのですが、春から夏にかけては月5日程度しか

運転されません。

特に開放型のトロッコ車両指定席は競争率が高く、ツアー会社によって

押さえられて発売と同時に売り切れてしまうこともあるとか。

最近の新型コロナウイルス流行のせいで外出控えをする人も多い中、

「今なら空いているのでは?」と淡い期待をしていったのですが、

気にせず旅行する人はやはりいるわけで、

密集対策で定員が制限されていることもあり、トロッコ車両指定席は

しっかり売り切れていました。まあ世の中そんなに甘くないよね。

その代わり、普通客車の自由席はかなり空いていたので

窓を開けてトロッコ気分を味わいました。

(実はこの日、客車の冷房が故障していたというオチ)

ロッコわたらせ渓谷号は足尾駅が終点。

路線の終点である間藤駅は線路が1本しかないので、機関車牽引の列車は入換が

できないからです。

足尾駅は広い構内をもち、かつて足尾銅山で栄えた歴史を感じさせます。

鉄道ファンとしては次の列車まで1時間あっても苦にならないところです。

足尾の街も歩いてみましたが、もうほんと…足尾銅山跡の観光しか残っていない、

という印象を受けました。

最大の産業であった銅山を失った山間の町という環境もさることながら、

わたらせ渓谷鐵道沿線は群馬県の前橋方面との繋がりが強い中で

足尾付近だけ中途半端に栃木県なので、なおさら取り残されてしまったのかも

しれません。

そして「乗り鉄の聖地」間藤駅へ。

間藤駅からは日光市営バスで日光市の中心部へ抜けました。

外出自粛と天候不順が重なったにも関わらず、例年のひどい混雑ほどでは

ないにしろ、日光の市街地は渋滞が発生するほど人出がありました。