中国「独身の日」セールの余波

ご存知の方も多いかもしれませんが、

中国では11月11日を「独身の日(Single's Day)」として、

大規模な値引きセールが行われます。

今年は売上高が過去最高を更新し、

通販大手アリババグループは1日で2135億元(約3兆3800億円)を

売り上げたそうです。だいたい楽天の1年分相当だとか。

これを見て中国の消費はすごいなあとは思いますが、

通販でこれだけ物が売れたということは、当然それを運ぶ人が必要なわけで…

 

セールから1週間が経っているのに配送の混乱が収まっていない。

セールとは関係ない業務用の荷物も遅延どころか地域によっては輸送自体が

止まっていて、いつ届くかわからないというね。

宅配便の集配所には今なお大量の荷物が雑に積み上がっている状態です。

 

↓この山積みになっているの、ごみじゃないですよ。全部宅配の荷物です。

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日本でもヤマト運輸を始め宅配業者の取扱量増加・人手不足が問題に

なっていますが、中国も同じような状況なんですよね。

むしろ通販文化が発達している割に宅配業者の給与水準が低い中国の方が

悲惨かもしれません。

 

 

黒部峡谷鉄道

魚津に泊まった翌日は黒部峡谷に向かいました。

まずは富山地方鉄道宇奈月温泉へ。

朝早くて1本電車を見送ったのですが、次に来たのは

もと西武鉄道の特急として走っていた16010系。

しかも普通電車として運用なので特急料金は不要。

いきなりツイています!

乗り心地はいいのですが、座席を回転できないので

上市からの下り列車は後ろを向いて座ることになるんですよね。

平日の朝なので高校生がたくさん乗っていましたが、

高校の最寄り駅を出るとガラ空き状態に。地方鉄道はどこも厳しい。

宇奈月からはいよいよ黒部峡谷鉄道で終点の欅平まで。

想像以上に小さな電気機関車が13輌の小さな客車を引っ張っていきます。

私はトロッコ列車の雰囲気を最大限に味わうために

窓もない吹きさらしの普通客車の切符を購入。

客車の走行音が喧しいのでトンネルに入ると隣の人とも会話できないほど。

そして…トンネルの中が寒い。

標高は300~600mといったところですがトンネルの中はひんやりしており、

そこを鉄道としては低速とはいえ吹きさらしの客車で走っていくのですから

防寒具を持ってきてよかったと思いましたね。

終点の欅平までに駅はいくつかありますが、

旅客扱いがあるのは黒薙と鐘釣のみ。

その他の駅は工事関係者のみが利用しています。

この日は平日でそのような工事列車や働く作業員の姿を見ることができ、

この鉄道が電源開発のために敷かれたということを実感しました。

欅平到着後、回れる範囲内で周辺を散策しました。

紅葉を期待していたのですが、まだ時期が早かったようで。

ですが観光客が少ないのでゆっくり散策できました。

展望台に来て自分ひとりだけとか、ピークの時期じゃ無理ですからね。

 

帰る途中で、入善で途中下車しました。

ここ富山県下新川群は八木・宇田アンテナの発明者である

宇田新太郎の出身地であり、

はいふりのメグちゃんの出身地でもあります。

しかし夕方の田舎の駅前ではいふりカメラ起動してぶらぶら時間潰して

次来た列車にまた乗っていくとか、十分不審者ですね…

 

 

 

 

太平洋フェリー(仙台~名古屋)→富山

普段仕事に追われて時間がない生活をしているので

時間を気にしないのんびりとした船旅がしたい!

ということで、今回は太平洋フェリー・仙台~名古屋航路です。

10/2の仙台出港便を予約しました。

 

しかし、今回の台風24号の影響で9/30の出港便が欠航。

その結果、翌日以降の配船に狂いが生じ、太平洋フェリーのホームページには

複雑な変更案内が掲載されていました。

10/2の仙台出港便も定刻の1250より6時間遅れて夕方の出港となる

とのことだったので朝ものんびりと出かけました。

仙台駅から仙台港フェリーターミナルに向かう路線バスの運転手さんが

いかにも新人という感じで微笑ましかったです。

 

仙台港フェリーターミナルに到着。

配船変更されていたのを本来の運用に戻すため、

苫小牧からきた「きそ」と名古屋からきた「いしかり」の積荷を

入れ換えする作業で大忙しの様でした。

本来であれば見ることができない、大型フェリーどうしの縦列係留。

怪我の功名とでもいいましょうか。

本日私が乗船するのは「いしかり」。

新型への代替を進める太平洋フェリーのフラッグシップ、

特等室と一等客室が数多く設置された事実上のクルーズフェリーです。

まあ私は二段式のB寝台だけどね。

作業が予想より早く進んだようで、1800には出港。

夜の帳が下りる中、僚船に見送られながら出港するといういい雰囲気でした。

 

さすが現代のフェリー、B寝台であっても隣人の動きが

気にならないような造りになっていました。

というか今日は平日ということもあって

B寝台やカーペット部屋はガラ空きで、

区画貸し切りのような状態だったんですよね。

おかげでゆっくりできましたが。

フェリーの中ではビュッフェスタイルのレストランで夕食を摂り、

(和菓子フェアで調子にのってしまい、餡子と砂糖の摂り過ぎががが)

展望風呂に浸かり、ベッドでなぜか艦これ小説を読みながら、

時間を気にせずのんびりしていました。

いやあ船旅ってほんといいものですね。

 

出港が遅れたことで翌朝の夜明け頃に伊豆大島を通過。

曇り気味でしたが、朝焼けと日の出を見ることもできました。

ところで、石廊崎を通過した辺りからなぜかウキウキし始めた私。

これより先、駿河湾、伊勢湾、伊良湖岬野間埼灯台

はいふりのキャラの名前の元になった場所が連続するんです。

あと終点の名古屋は、はいふり万里小路さんの出身地です。

これがやりたかっただけと言われそう。

 

「いしかり」乗組員の努力により、仙台での5時間の遅れは3時間にまで回復。

1330に名古屋港に到着。おかげで当初の予定を崩さずにすみました。

名古屋からは特急しらさぎで金沢へ向かいます。

681系のしらさぎにはまだ違和感があります。

金沢からは列車を乗り継いで、本日の宿泊地である魚津に向かいました。

 

台風迫る中の帰国

中国の国慶節に合わせ、日本に一時帰国しました。

9月30日朝、台風24号は九州の南の海上をゆっくりと北東に向かって進行中。

明日にかけて日本を縦断する見込み。

仕事の都合で前日への変更はできなかったため、

飛行機は飛ぶか飛ばないかギリギリの状態。

進路と速度からして間に合うとみて浦東空港に行きました。

出発案内は…「Tokyo Narita / on time」よっしゃあ!

しかしまだ安心はできない。

すでに福岡行き・関空行き・中部空港行きは欠航が決まっている状態。

離陸してからやっぱ引き返しますなんて可能性もゼロではないのだ。

珍しくスムーズに上海を離陸したCA便。

台風を避けるためにいきなり珍しい進路をとります。

離陸後すぐに北に向かい始め、黄海上空で旋回して朝鮮半島の上を通過、

日本海を真東に向かい、福島県上空で南に90度旋回するという

これもう飛行機の航路じゃねえなという感じになっていました。

通常より1時間弱多くかかったものの無事に成田空港に着陸。

国際線はギリギリまで発着を続けていましたが、

すでに国内線は軒並み欠航の状態であり、ターミナルビルは人で混み合っていました。

京成スカイライナーで都心に向かうも、

今度はJR在来線が20時頃までに運転を取りやめるとの情報が。

急かされるように電車を乗り継ぎ、特に大雨に当たることなく

本日の宿泊地に到着しました。

 

山形へ弾丸旅行

9月1日から2日まで、大学時代のサークルの先輩たちと一緒に

山形に旅行してきました。

一人旅がメインの私ですが、やはり趣味が合う仲間と一緒の旅行は楽しいもの。

就職してからも会社とは別のコミュニティがあるっていいですよね。

 

まずは上海から羽田までpeachでフライト。

人生初めてのLCCでしたが、「あれ、意外と悪くないじゃん」

深夜・短距離であの設備なら全く問題ない。

安全点検はしっかりやってほしいですが、

日系ならまあ大丈夫だろうという根拠のない期待。

フルサービスのレガシーキャリアだと深夜便は寝てるだけなのに

メディアサービスや機内食まで出てきて勿体無いんですよね。

海浦東空港を深夜に出発して羽田空港に早朝に着くので

金曜に仕事が終わってからでも乗れ、土日を有効に使えます。

羽田空港に到着後、集合時間までまったりしているつもりだったのですが、

空港のシャワールームでネットをしながらくつろいでいたら、

横浜に南極観測船「しらせ」が来ているという情報を入手。

往復にかかる時間を乗り換え検索でチェック、「よし、間に合う!」

直ちに羽田空港から横浜大さん橋に急行しました。

この謎の行動力が私のすごいところ。仕事では全く活かせてないけど。

初めて見た「しらせ」の第一印象は「でかい!」

ひゅうが型が就役するまで海自最大の艦だったというのも納得です。

今年はTVアニメ「宇宙よりも遠い場所」で

このフネをモデル(というかそのまま)にした船が物語の舞台となって

有名になりましたね。

みんなとの集合時間にはぎりぎりで間に合い、一路山形へ。

久しぶりに会った仲間と一緒に、車内で近況と思い出話で盛り上がりました。

山形到着後は名勝・山寺へ。

寝不足の身体で1000段の階段を登るのはなかなかきつかったですが、

上からの眺めは素晴らしかったです。

山寺観光後は蔵王温泉に宿泊。

みんな日頃溜まっていたのか、温泉に浸かりながら話が盛り上がりました。

 

翌日は残念ながら私だけ一足先に離脱。

当日中に上海まで帰らなければなりませんでしたから。

山形駅前から高速バスで仙台へ。

仙台空港からは週2回(火・日)だけ、

中国国際航空の上海経由北京行きの便が出ているんですよ。

 

ついでに、仙台駅前で買い物。

 

楽しい休日となりました。今回旅行でご一緒になった皆さんに感謝します。

平成30年夏、災害の夏

9月になり、今年の夏も終わろうとしていますが、

今夏はほんと、災害の多い夏になりましたね。

6月の大阪北部地震から始まり、

7月は豪雨と記録的猛暑、

8月は台風がハイペースで発生して、

9月は平成最強の台風と北海道胆振東部地震

…日本、試され過ぎでしょう。

 

しかしながら災害対応・復興計画のアクションがひと昔前と比べると

格段に早くなり、柔軟な対応ができるようになっていると感じます。

官民挙げて少しずつここまで進めてきたんだろうなと思うと感謝しかありません。

海自が入浴支援をしたり、海保・JR貨物ディーゼル発電機を回して

スマフォの充電支援をしたりなんて、5年前だと考えられなかったですよね。

 

東北小旅行2日目(阿武隈急行・松島)

東北小旅行2日目は、今年で全線開業30周年の阿武隈急行で宮城に向かい、

仙石東北ラインに乗った後、日本三景の一つである松島を訪れました。